呼吸器内科医や感染症科医の若い先生は、結核症例をたくさん経験することが必要です。しかし、結核病棟がない病院で治療できるのは結核性胸膜炎の患者さんばかりですので、どうしても他の呼吸器内科医や感染症科医におくれをとってしまいます。若い時期は、頑張って結核患者さんを何人も経験しておくことをおすすめします。将来どこの病院に行っても、結核診療が役に立つことは間違いありません。 耐性結核の論文を読むとき、セカンドラインとかグループ3とかいろいろなカテゴリーが出てくるので、ややこしいなぁと思ったことは結核診療をしている医師の誰しもが経験したことがあるかと思います。少しおさらいをしてみます。WHOが定めている結核薬のグループは以下の通りです。 ●ファーストライン抗結核薬 グループ1 – イソニアジド、リファンピシン、エサンブトール、ピラジナミド ※ストレプトマイシンはファーストラインから外されました。 ●
![XDR-TBへの追加耐性はアウトカム不良と関連 | 呼吸器内科医](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3f8cc759fc282ab0e7b28f3362c34726e9731365/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Fpds%2F1%2F201210%2F23%2F18%2Fe0156318_1058449.jpg)