県北部で22日夜に起きた強い地震で被害が出た長野市元善町の善光寺で23日、境内の石灯籠や石碑が倒れるなどの被害状況が詳しく分かった。寺事務局の清水雄介・庶務部長(40)は「参拝者の少ない時間で、けが人がいなかったことは良かった」と安堵(あんど)。来春に御開帳を控えており、「参拝者の安全が確保できるよう迅速に対応する」と話した。 事務局によると、境内にある約100基の石灯籠のうち、少なくとも60基以上が倒れた。また、鐘楼の土台が崩れたほか、重要文化財の山門(三門)の階段の一部が数センチずれた。山門は安全確認ができるまで立ち入り禁止とした。国宝の本堂では、時計が倒れるなどしたが、大きな被害は確認されていないという。 一方、大勧進と大本願でもそれぞれ被害が発生。大勧進では壁にひびが入ったり、位牌(いはい)が倒れたりするなどの被害を確認。大本願では壁の一部が落ちたほか、仏具が倒れるなどし、この
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