大阪府警岸和田署は4日、緊急走行中の同署のパトカーが蛇行運転をしていた無職少年(17)のミニバイクと衝突したが、救護せずに緊急走行を続けたと発表した。少年は左ひじや尻に軽傷を負った。署は同日、少年を公務執行妨害容疑で逮捕する一方、パトカーに乗務していた警察官についても道路交通法(救護義務)違反の疑いで捜査を始めた。 岸和田署によると、パトカーには同署地域課のいずれも30代の巡査部長と巡査長が乗車。4日午前2時半ごろ岸和田市小松里町の国道26号で、「人が倒れている」との通報を受け現場に向かっていたパトカーが、蛇行運転していた少年のミニバイクを追い越そうとして右側後部に衝突し、少年は転倒したが走り去った。 1分後に署に連絡し、2〜3分後には別の署員が衝突現場に到着したが、少年の姿はなかったという。署は4日正午過ぎに緊急走行中のパトカーに衝突させたとして公務執行妨害容疑で少年を逮捕。少年は容