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ブックマーク / himaginary.hatenablog.com (2)

  • サーチ理論で説明できること、できないこと - himaginary’s diary

    ジョン・クイギンが、以下の三段論法でサーチ理論を腐している。 経済学において今や失業の主流理論となったサーチ理論では、職探しの効率が良くなれば失業率は減少するはず。 インターネットによって職探しは効率化したので、この理論によれば、過去20年間に失業率は低下を続けているはずだが、現実にはそうなっていない。 よって、サーチ理論には問題あり。それを使い続けている経済学界にも問題あり。 これを受けてマイク・コンツァルが、関連する話として、3年前に彼がコチャラコタのDMPモデル*1による失業の説明に反論したことを引き合いに出している。コチャラコタのその説明は、彼の2010年の年間報告書に掲載されたもので、同報告書は金利とインフレについてのフィッシャー式逆さ眼鏡派的解釈が批判の的になったが、失業の説明も同様に危ういものだったという。 報告書の中でコチャラコタはDMPモデルを以下の式にまとめている。 B

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  • 最低賃金やEITCより賃金助成が望ましい? - himaginary’s diary

    最低賃金ネタをもう一つ。ノアピニオン氏が最低賃金やEITCより賃金助成が望ましい、と12/7エントリで主張している。氏の主張は概ね以下の通り。 経済学的にはEITCが最低賃金より望ましい。 失業の問題や、単に高校生の手取りを増やすだけに終わるという問題が、より少なくて済む。 しかし、一般の人々は最低賃金の方を好む。理由はおそらく以下の2つ*1: EITCは仕事への報酬では無いため、人々に稼いだという感覚を与えない。賃金は、たとえ政府によって市場価格より高く設定されたものだとしても、その感覚を与える。 EITCは手続きが面倒なため、資格のある人が申請しない。最低賃金の手続きは企業の問題。 では、EITCの経済的効率性と最低賃金の人気を併せ持つ政策は無いのか、というと、実は存在する。それが賃金助成で、従業員の賃金を引き上げる企業に補助金を与える、という政策。 EITCに比べた賃金助成の利点は以

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