'95年8月24日。米ワシントン州レドモンドにあるMicrosoftのキャンパスにぼくはいた。言うまでもなく、この日は、Windows 95が出荷された記念すべき日だ。 キャンパスの広大な中庭には、巨大なテントが設営され、そこで、出荷開始のイベントが開催された。キャンパスの建物の中を見せてもらったときに、廊下の壁に無造作にはりつけられたニュースペーパーに気がついた。Appleが全面広告としてWindows 95出荷当日の朝刊に掲載したものらしい。“C:\ONGRTLNS.W95”と、画期的なオペレーティングシステムの登場を讃えながらも、アルファベットのドライブレターと、8+3形式による拡張子の呪縛から、完全には逃れきれなかったWindows 95のファイル名制限のジレンマを皮肉ったものだ。 後に大仰だったことがわかるのだが、少なくとも、その時点では、本格的な32bit OSとしてWindo
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