わかりにくい、意味がとりにくい文の典型的なパターンの一つが主語と述語の関係がはっきりしないこと。主語と述語の関係がはっきりしない原因の多くは「主語と述語が離れすぎている」ことにあるのです。 主語と述語の関係は小学3年生くらいで教えているらしい。しかし、大人でも、いきなり主語と述語について文法的に説明しなさいと言われても、すぐに理路整然と語れる人の方が少ないのではないでしょうか。 「主語」について、大辞林は以下のように解説しています。 しゅご 【主語】 (1)文の成分の一。文の中で、「何がどうする」「何がどんなだ」「何が何だ」における「何が」を示す文節をいう。「犬が走る」「空が青い」「花散る」における「犬が」「空が」「花」の類。主辞。〔日本語においては、主語は必ずしも表現される必要がなく、文に現れないことも多い〕 また、大辞林は「述語」について、以下のように説明しています。 じゅつご 【