西日本高速道路は収益基盤を拡充するため、海外事業を本格展開する。米国では道路管理業務事業に参入。現地のコンサルティング会社と共同で、早ければ年内にも橋梁(きょうりょう)の検査や補修ビジネスに取り組む。一方、アフリカでは社会貢献活動の一環として、国際協力機構(JICA)などと連携しながらアスファルト舗装や補修にかかわる技術を伝承し、道路整備に協力する。 米国では道路の老朽化が進んでおり、高度な維持管理技術が求められている。西日本高速が得意とするのは、25〜30メートル離れた場所から赤外線を照射することで、亀裂など道路の状態を判定するシステム。現地のコンサルティング会社の技術を組み合わせ、より効率的な検査・補修態勢を整える。第1弾としてフロリダ州の橋梁をターゲットとしており、実績を残して他地域でもコンサルティング会社と共同で、順次事業を拡大していく考えだ。 一方、アフリカではJICAと連携しな