6月にズボンズとしてライブをやってから、もう2ヶ月以上過ぎてしまった。その間ボクは例外的なソロライブを除いて、ギターをケースから取り出すこともなかったし、人ともあまり会わずにいた。ひたすらハードボイルド小説を読み、筋肉トレーニングしたり、毎日走ったりしながら日々が過ぎるのに身を任せていたのである。それでも、もちろん、「これからズボンズをどうしていくのか」ひいては「自分はこの音楽をやり続けていきたいのか、どうか」という問いかけが、延々と続くやっかいな地下工事の持続低音のように一日中鳴り止むことはなかった。時間が無為に過ぎていくことへの焦りもあり、ハッキリした答えが出せない自分への苛立ちもあるのだが、ハードボイルドの世界とトレーニングによる身体への負荷によって逃げ場を作り、答えを先送りにしていたのだ。しかし、いずれにしてもいつかは立ち上がらなければならない。今までも越えてきたことである。そして
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