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  • 第1回:西部邁の死と「工学化」する保守 - 平成30年論 | ジセダイ

    「平成」の最後の一年を記録しておくエッセイを考えていた矢先、西部邁が自死した。去年、ぼくのほうが論壇を遠く離れて久しいが、彼の主宰する雑誌の座談会に突然呼ばれ、久しぶりに少しだけ話した。「こんな身体になってしまった」と手袋をはめた手を差し出す姿は弱々しかったが、それでも座談会では冗舌だった。「近代」というものをどこまでも懐疑する西部と、「近代」を断念するべきではないと考えるぼくの立場は一致するはずもないが、互いの話はおだやかにすれ違った。 それから少しして西部から新著『保守の真髄』が送られてきて、あとがきに自死を考えていたとしか思えないくだりがあったので、あわてて、「自死など考えずにだらだらと書き続けるべきだ」という一文を含む書評を書いた。掲載は先だというので、ひどくのんびり出て来たゲラを昔の教え子に運営してもらっている事務所のツイッターに載せておいたのが1月11日だ。世間の人のそれより2

    第1回:西部邁の死と「工学化」する保守 - 平成30年論 | ジセダイ
  • 語らせてくれ『HiGH&LOW』! | ジセダイ―星海社がおくる、ノンフィクション・教養・WEBエンタテインメント

    煌びやかな男たち、野獣のようなバイク、観たこともないJAPANの景色と怒濤のアクションーー映画『HiGH & LOW THE MOVIE』に魅せられたロマン優光と江波光則の2人が語り尽くす、俺たちの『HiGH&LOW』論!!

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  • オリンピックは内紛の歴史である 1940年の「幻の東京オリンピック」の場合 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    内紛は繰り返す 2020年の東京オリンピック・パラリンピックへの道は、内紛で舗装されている。とくに小池百合子都知事と森喜朗組織委員会会長の角逐は、もはや知らぬひととていない。果てしなく続く揉めごとに、うんざりしているひとも多いだろう。 とはいえ、オリンピックをめぐる内紛は、日の「お家芸」でもある。事実、1940年の「幻の東京オリンピック」に関しても、また1964年の東京オリンピックに関しても、こうした内輪もめは絶えなかった。 「一度目は悲劇として、二度目は喜劇として」かはともかく、内紛は繰り返す。三度目に突入しつつあるいま、最初のそれを振り返ってみるのも無駄ではあるまい。 「幻の東京オリンピック」で建設される予定だった「紀元二千六百年記念塔」。 (『第十二回オリンピック東京大会 東京市報告書』より) 「ヒトラーのオリンピック」の裏で 1940年の東京オリンピック開催は、1936年

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  • 「空売りファンド」は経済ジャーナリズムの救世主か? - ジセダイ総研 | ジセダイ

    上場企業の不正や不備を追及するレポートを発表し、株価を吊り下げることで利益を得る「空売りファンド」という存在が、日の株式市場を騒がせている。 今月13日には、時価総額約2兆円を誇る空圧制御機器などの製造メーカー、SMCに対して会計処理の疑惑を指摘するレポートと、モーターメーカー最大手の日電産が実質的に利益を成長させられておらず株価は非常に割高だというレポートが別々の機関から発表されたばかりだ。今年だけで、丸紅・伊藤忠といった総合商社や、JIG-SAWやサイバーダインなどのベンチャー企業が、不正会計の疑いや、収益予測の甘さを理由にファンドやそれに準じるアドバイザリーが発行するレポートで糾弾された。 米調査会社マディー・ウォーターズが発行した、日電産についてのレポート。英語版はもちろん、日語版も同時に発表されている。http://www.muddywatersresearch.com/

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  • 第1回『ちはやふる 上の句/下の句』----風と光があなたに恵むように - ティーンムービーを見くびるな | ジセダイ

    クオリティの低いものも少なくなく、見くびられがちな「ティーンムービー」。しかしその中にも、演者・作り手双方の新たな才能のきらめきに立ち合ったかのような、ハッとする作品が存在します。また、そんな作品が増えてきています。連載では、「今、観るべきティーンムービー」を男女問わず、「映画館に年に数回以上行く」すべての観客層に向けてリコメンドしていきます。第1回の題材は、広瀬すず初主演で話題を呼んだ2016年のヒット映画『ちはやふる』です。書き手は、映画音楽ジャーナリストで『1998年の宇多田ヒカル』、『くるりのこと』の著者、宇野維正さん。鋭い分析にうなり、映画を観たくなることうけあいです。 前口上 映画批評の連載を始めます。作品の対象は、現在の日の「ティーンムービー」です。「ティーンムービー」とは何か? ここでは、主にコミックを原作とするティーン向けの恋愛映画のことを「ティーンムービー」と呼び

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  • オリンピックの熱狂と「転向」する文学者たち 2020年われわれは冷静でいられるか - ジセダイ総研 | ジセダイ

    文学者たちのあっけない「転向」 1964年10月の東京オリンピックは、「筆のオリンピック」とも呼ばれた。小説家や評論家など物書きの多くが、まるで競うようにオリンピックのことで筆を執ったからである。 当時はまだテレビタレントがいなかった時代。文学者は文化人の代表格であり、その観戦記は、今日のテレビ番組のレポートやコメントのように広く消費された。こうした文学者たちの文章は、同年12月刊行の『東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典』(講談社、2014年同学芸文庫で復刊)にまとめられている。 今日改めてこのを読むと、われわれは失笑を禁じえないだろう。というのも、名だたる文学者たちが、あまりにもあっけなく次々に「転向」してしまうからである。 文学者たちは、もともとオリンピック開催に対して批判的ないしは無関心だった。その辛辣な言葉の数々を少し引いてみよう。 「私もかなり批判的だった。たかがスポーツ

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  • 多くの国民が無関心だった? 1964年のオリンピックはこんなにもダメだった - ジセダイ総研 | ジセダイ

    理想化された1964年の東京オリンピック 東京オリンピックは、3つ存在する。1940年の大会、1964年の大会、そして2020年の大会だ。このうち、1964年のそれは過剰に理想化されている。 日中戦争の影響で返上した1940年の大会は戦時下を象徴し、目下様々なトラブルを引き起こしつつある2020年の大会は「失われた20余年」を象徴する。この2つの東京オリンピックはいわば「暗黒時代」を背負っており、否定的なイメージを免れない。 これに対し、1964年の大会は高度成長期を象徴し、肯定的なイメージが強い。 当時の日は、戦後復興を成し遂げ、新幹線や首都高を建設し、先進国の仲間入りを果たした。当時の日人はみな夢や目標を持って、輝かしい明日に向かって努力していた。われわれはいま一度、2020年の東京オリンピックの実現を通じて、あの「黄金時代」を取り戻さなければならない。1964年の東京オリンピック

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  • 騒ぎを起こした旅行者は「さらし者」に 中国、マナー大国への道 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    公文書番号20150013号 栄**、男、戸籍所在地:上海。 非文明行為事由:同旅客とそのは、2015年9月25日に上海から札幌に到着。同地を経由しての沖縄旅行を計画していた。9月26日夜10時、夫婦はホ テル近くのローソンで買い物をしたが、が支払い前に品をべようとしたため店員に制止され、店内は飲禁止だと説明された。同旅客は侮辱されたと思い 込み、店員を殴打し鼻と顔を負傷させた。店員は警察に通報。駆けつけた警察により夫婦は「現行犯」の容疑で拘束された。 「国家旅行局による旅行客非文明行為記録管理暫定弁法」第5条の規定により、「旅行客非文明行為記録審査委員会」の鑑定を経て、非文明行為記録入りが決まった。情報保存期限は2015年12月16日から2018年12月15日までとする。 これは、2015年12月16日に中国・国家旅行局の公式サイトに掲載された「観光客非文明行為記録」だ。「文明

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  • 日本で「俗流台湾論」があふれる不思議 台湾総統選に見る「上から目線」 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    2016年1月16日、台湾中華民国)において総統及び立法院(国会)議員を選ぶ同時選挙がおこなわれた。結果は、最大野党・民主進歩党の蔡英文主席が約689万票を集め、与党・中国国民党候補の朱立倫主席に300万票以上の差を付け圧勝。民進党は立法院でも、1986年の結党以来初の過半数の議席を獲得し、国会とのねじれのない完全な政権交代をはじめて成し遂げた。台湾中国大陸との関係改善をより志向する「藍営」(藍色陣営:国民党に代表される)と、台湾アイデンティティをより強調する「緑営」(緑色陣営:民進党に代表される)の二大政党制の国だが、今回のダブル選では、学生運動「ヒマワリ学運」をルーツに持つ新政党・時代力量の躍進と合わせて、政界の「緑化」が一気に進行することになった。 ところで、今回の選挙結果に最も強い関心を示した外国は、(中国政府の関係者を除けば)おそらく日だっただろう。一昔前までは、中国への配

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  • アプリにバックドア、中国の有力IT企業「百度」 その最凶伝説と新たな「冷戦」構造 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    中国を代表するIT企業「百度」(Baidu)が作成したアプリ開発キットに、不正プログラムが仕込まれていることが発覚した。不正プログラムが仕込まれたアプリは1万4000以上。 この中には人気アプリの多くが含まれているため、おそらく中国のアンドロイドユーザーのほぼ全員が影響を受けたことになる。 このとんでもない事態は、いったい何が原因なのか。百度の企業体質、中国という国の体質、二つの方面から考えてみたい。 世界を揺るがす「Moplus」事件 2015年11月、ウイルス対策ソフト大手のトレンドマイクロは、中国検索大手「百度」のアンドロイド用アプリ開発キット「Moplus」で作成されたアプリに、バックドアが備わっていたことを発表した。 最大で1万4000ものアプリに深刻なセキュリティの問題があるという。 「Moplus」で作成されたアプリがインストールされたスマートフォンは、「フィッシングサイトへ

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  • 械闘と日中歴史問題 ~広東省から考える「ムラの戦争」と「国家の戦争」~ - ジセダイ総研 | ジセダイ

    2015年は、第二次大戦の終結から70年目の節目の年だ。日のみならずアジアの各国は、この夏、各国それぞれの経験に基づいて歴史を振り返っている。中国においても、「抗日戦争勝利」を記念するパレードが9月3日に挙行予定だ。もっともこのパレードについては、日中戦争の話題それ自体よりも各国のどのクラスの代表者が出席するかの方が内外のメディアの関心が集めている点からもわかるように、その濃厚な政治性は明らかである。 過去、中国は日中間の歴史問題を極度に政治化してきた。それが長年にわたり、いまや多くの日人にうんざりした感覚を覚えさせていることも、改めて指摘するまでもないだろう。結果、近年の日では、たとえ日中戦争を「あやまち」だったとみなす人ですら、「現在の中国が過去の日の『侵略』を批判できた立場か」「『過去の歴史を直視』などと厚かましいことを言う資格はあるのか」といった思いを多かれ少なかれ抱くよう

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  • 「窓の外には地獄が広がっていた」SNSが伝える天津塘沽爆発事故 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    2015年8月12日夜、天津市浜海新区の化学薬品保管倉庫で爆発事故が起きた。日の気象衛星ひまわりもその光を捉えたほどの巨大な爆発だ。 スマートフォンの普及も大きいのだろう。ネットユーザーが現場を撮影した動画、写真が次々と公開されて現地の「地獄絵図」が伝えられている。クレーターのような大穴が空いた事故現場、吹き飛んだ建物、窓ガラスがすべて粉々になったマンション、吹き飛ばされたコンテナ、黒焦げになった1000台もの車、道端に転がる黒焦げの遺体やちぎれた手足などの恐ろしい光景が映し出されている。爆発の規模を考えれば、完全に吹き飛ばされた犠牲者も相当数いるはずだ。13日夜時点で公式に確認された死者数は50人だが、最終的な犠牲者はこれをはるかに上回るものと予想される。 またSNS中国メディアでは次々と被災者の声が伝えられている。 「爆音を聞いて、慌てて窓の外を見たら地獄が広がっていた。」 「死者

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  • 突然誕生した中国の「戦後」、空虚な器をめぐる日中の論争 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    書き換え自由な入れ物としての「戦後」 戦後70周年を迎える今年、テレビや新聞、雑誌などどこを見ても特別企画が目白押しだ。しかし「戦後」とはいったいなんだろうか? 字義通りに解釈すると「戦争(特に、第二次世界大戦)が終わったのち」(明鏡国語辞典)となるわけだが、政治、経済、社会、国際情勢、すべてが激変したこの70年間を、一つの時代として区切ることにあまり意味があるとも思えない。 安倍首相のフレーズである「戦後レジームからの脱却」にしてもそうだ。「憲法を頂点とした行政システム、教育、経済、雇用、国と地方の関係、外交・安全保障などの基的枠組みの多くが、21世紀の時代の大きな変化についていけなくなっていることは、もはや明らか」(安倍晋三公式サイト)というが、これらすべての分野に共通する「戦後レジーム」が存在するはずもない。結局のところ、「戦後」とはそれぞれの文脈において便利に中身が入れ替えられて

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  • 習近平が引用するもっと奇妙な古典 ──「紅い皇帝」と3000年のクロニクル── - ジセダイ総研 | ジセダイ

    国家主席として現代の中国を統べる「21世紀の中華皇帝」習近平。黄信号がともる中国経済の安定化に取り組む一方で、「腐敗撲滅」を理由に共産党内の粛清を進め、国内言論の弾圧も大幅に強化。自身への個人崇拝キャンペーンを進めるなど、近年の中国の指導者には例を見ない個人独裁的な統治姿勢を見せている。そんななかで、今年2月に出版されたのが、彼が著書や演説で引用した中国古典を紹介する書籍『習近平用典』だ。 前回の原稿では同書の分析を通じて、習近平が父親の習仲勲とコネを持つ学者グループを、自身の「中の人」として引き継いだ可能性に言及した。今回も引き続き、『習近平用典』を取っかかりに、彼の知られざる素顔に迫っていこう。 「草野球選手」はなぜオールスター戦に出場できたのか 前回、私が注目したのは『尹文子』などのマイナー古典が引用された背景についてだった。 だが、実は『習近平用典』にはもっと不思議な引用もある。こ

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  • リー・クアンユーと「賢いじいさん」の時代の終焉 ─1923年世代の黄昏─ - ジセダイ総研 | ジセダイ

    報道の少なさもあってか、一般の日人の間では国情が十分に知られているとは言い難い国・シンガポール。琵琶湖とほぼ同じ面積の小国にもかかわらず、自由な経済・金融政策が奏功して一人当たりGDPはアジア1位。一方で政体は与党・人民行動党による事実上の一党独裁政治が敷かれ、口さがない外国人からは「明るい北朝鮮」とすら揶揄される――。そんなユニークな国家を作り上げたのが、同国の建国者(初代首相)のリー・クアンユーだ。シンガポールは、晩年まで強い政治的影響力を発揮し続けたリーの作品ともいえる国家だった。 2015年3月23日、リーは91歳で逝去した。彼の死が象徴するものは、シンガポールのみならずアジア全体の代替わり。「あの戦争」によって創られた世界が、いよいよ転換をはじめる時代がやってきた。 ある戦中派世代の死 昨年の11月15日は、私のなかで「戦後」が終わった日だった。 祖父が亡くなったのだ。1923

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  • 最終回:中国ITライター、日本の魅力減少を痛感する - アジアIT闇鍋紀行 | ジセダイ

    かつて、日ITは、中国の先を行っていた。 しかし、いつの間にか、中国は日に対する羨望のまなざしを捨てた……。 私を含め、どうして日人は未来を予測できなかったのか? 『アジアIT闇鍋紀行』、最終回をお届けします。 「山谷サンハ有名ダカラ、最高ノ原稿料ニシマスヨ!」 2014年12月、北京。 「このスマホ、すごいんですよ」 と言いながら、OPPOという中国メーカーのスマートフォンを見せてくれるのは、数年来の知人である王さんだ。 このOPPOのスマートフォンがすごいのは、私自身もよく知っている。 決してすごく売れているわけではないが、スマートフォン上部のカメラが自動で回転するのだ。 回転カメラを見せる王氏 春節(旧正月)の時期に、多くの中国人が外国に行ってかなりの額の買い物をする。中国人にとって、欲しいものなら値段設定は問題にならない。このスマホ、値段にして3000元前後(約57000円

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  • いま東京で一番居心地のいい場所は、神楽坂の「かもめブックス」です - エディターズダイアリー | ジセダイ

    普段から星海社新書のチェックでお世話になっている、校正・校閲の会社「鷗来堂」。 その鷗来堂さんがこのたび、神楽坂にお店をつくられました。 その名も「かもめブックス」。 カフェ・ギャラリーの併設された、書店です。 11月末のOPENから10日が経ちましたが、すでに3回もお邪魔してしまいました。 なにせ居心地がいいのです。毎日行きたいぐらい。 いま東京でいちばんおすすめの場所だと、会う人会う人にお伝えしています。 この「しっくりくる」感じは、直接行って感じてもらうのが一番なのですが、 まだ行ったことのない方・しばらく行けそうにない方のために、 少しだけ、レポートさせて頂きます。 場所は、東西線神楽坂駅矢来口出てすぐ。マクドナルドの隣です。 公式サイトには「徒歩0.5分」と記載されています。当に30秒で着きます。 ドアを開けると目に入るのは、とても書店とは思えない空間。 併設のカフェ「WEEK

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  • 中国は民主化しない ~良心的中国論と関西のスポーツ新聞との共通点~ - ジセダイ総研 | ジセダイ

    「○○は中国民主化の第一歩」にそろそろ飽きてきた 大学時代から数えると、中国とは14年くらいの付き合いである。 そんな私はかつて、新聞やテレビ中国が民主化する傾向を知るのを楽しみにしていた。 そもそも大学で中国史を専攻したくらいなので、私は元々かの国が嫌いではない。 悪いのはあくまでも共産党の独裁政権だ。彼らが倒れ、民主化すれば中国はよくなる。 日の教科書もテレビも新聞も言っているように、民主主義とは「よいもの」であり「正しいもの」である。 よくて正しいことが明らかである以上、いつか中国人だって民主化を選ぶはずだ。 その兆候を見つけるのは大事なことである。 ――かつて私は、何となくそう考えていた。 だが、私はいつの間にかこの種の考えを持たなくなった。 それは、ただでさえカオスな中国を民主化させたらまとまりがつかなくなるとか、いくら民主主義でも韓国のように反日感情をポピュリズム的に使われ

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  • 「家族が納得できる娯楽」としてのゲーム 『妖怪ウォッチ』成功の理由に迫る - ジセダイ総研 | ジセダイ

    ゲームを皮切りに、社会現象となっている「妖怪ウォッチ」。 「妖怪ウォッチ」は、なぜ社会現象になったのか? そこには、開発者側の緻密な計算があった。 「ポケモン」以来の「集めゲー」の伝統を受け継ぎつつ、「日常との地続き感」をより一層強化したものとなっている。また、ゲーム内に社会道徳の要素を盛り込むことで、親にとっても受け容れやすいものとなっているのだ。 「ゲームPTAの敵」と長らく言われてきた。「妖怪ウォッチ」は、ゲームとしての面白さを追求しつつ、「家族が納得できる娯楽」をつくりあげることで、同時にその壁も乗り越えたのだ。 発売一ヶ月で200万を突破 「妖怪ウォッチ」が話題である。 これはニンテンドー3DS用のゲームで、2013年にレベルファイブから発売された。以後、子供たちを中心にじわじわと支持を伸ばし、気付いてみれば関連グッズが品薄で全く手に入らなくなるほどの大ブームとなっていた。

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  • なぜ中国は靖国神社参拝に激怒するのか? 政治の要請と忘れられた民間の声 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    2013年末に安倍首相は靖国神社を参拝したが、中国は世界各地で異常とも言える大反論キャンペーンを展開した。 なぜ中国はこれほど靖国神社問題を重視するのか。 そこには、日軍国主義と一般の日国民を切り離すという中国共産党の日中友好のロジック(建前)、そして日に対する弱腰姿勢は政争にとってマイナスになるという中国政治のロジック(音)が存在する。 稿ではそうした中国のロジックを分析した上で、忘れられた民間の声についても考えてみたい。 はじめに 8月15日の終戦記念日に安倍晋三首相や日の閣僚が靖国を参拝するのではないか──。 中国官制メディアは早くも牽制する論陣を張っている。 現在の日中関係の悪化は2012年の日政府による尖閣諸島買収がきっかけではあるが、緊張も一段落かと思われた2013年末、安倍首相の靖国参拝によって再び対立は激化した。 なぜ中国政府は靖国神社問題にこれほど神経を尖ら

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