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ブックマーク / hyoshiok.hatenablog.com (11)

  • イノベーションはどっかで起こっている(東京で) - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    昔DECという会社があった。米国のハードウェアベンダーだ。それでもIBMの次に大きいコンピュータベンダーだった。80年代前半飛ぶ鳥を落とす勢いでVAXというコンピュータを引っさげてIBMを追撃していた。年率二桁成長を何年も続けていた。コンピュータ産業は垂直統合の会社に支配されていた。ハードウェア(VAX)、OS(VMS)、コンパイラ、RDBMS、各種ミドルウェア、開発ツール(エディタ、リンカ、デバッガなどなど)、アプリケーションすべて上から下まで自社製品だった。 何か問題があれば、それがプロセッサの問題でもOSの問題でもRDBMSの問題でも、何から何まで自社で完結していたのでどーにかなった。どーにかした。それが垂直統合というわけだ。あこがれのエンジニアは社内にいた。VAXのアーキテクトもVMSのアーキテクトもVAX FORTRANのプロジェクトリーダもVAX Rdb/VMSのプロジェクト

    イノベーションはどっかで起こっている(東京で) - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 日本語が蘇るとき - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    旧聞に属することかもしれないが、梅田望夫が「日語が亡びるとき」を絶賛し*1、そのはてなブックマークがプチ炎上したことがあった*2。わたしはベストセラーは読まないし、ましてや小飼弾が絶賛している*3書籍は意地でも読まないので(Debug Hacksの書評ありがとうございます>弾さん)、わたしが何か言うべきものは持っていないのであるが、娘の棚にそれを発見したので、こっそり読んでみた。(ありがとう>娘) 日語。 たしかに<話し言葉>としての日語は残るであろう。<書き言葉>としての日語さえも残るであろう。だが<叡智を求める人>が真剣に読み書きする<書き言葉>としての日語はどうか。 <叡智を求める人>が真剣に読み書きする書き言葉としての日語が危機に瀕していると水村は言う。 普遍語としての英語の優位性は揺るぎないように思う。もはや勝負はついたようにさえわたしには思える。 文学はわからない

    日本語が蘇るとき - 未来のいつか/hyoshiokの日記
    ysano2005
    ysano2005 2009/05/08
    「梅田は自分の後ろに彼のような二重言語者が数多く現れることを期待したのではないか。しかしかつての彼のようなITの最先端を日本語に翻訳し日本語で発信し続けるブログは今日現在現れていない。」
  • 基盤系プログラマの実践的教育が必要だ - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    ここで言う基盤系というのは、OSとかRDBMSとかプログラミング言語処理系とか、そーゆー奴ね。アプリケーションプログラムとかWebサービスとかを支える縁の下の力持ち。その基盤を作るプログラマをどのように育てるかというお話。 まあ、ハッカー予備軍をどのように育成するか。ハッカーって、育てるとか教育するとか、そーゆーものではなく勝手になるものだから、そもそも、そんなものはありえないという議論もある。確かに天才というのは、天才なので、教育がどうだこうだということはないのだけど、一般的なプログラマというのは、一般的な教育プログラムである程度底上げ的なことは出きると思う。 例えば、PostgreSQLの開発者を考えてみる。ちょっとRDBMSに興味がある、だけどどこからとっかりをつけていいのかよく分からないという初心者がいたとする。今ある、OSS利用者教育プログラムをいくらやったところで開発者にはなれ

    基盤系プログラマの実践的教育が必要だ - 未来のいつか/hyoshiokの日記
    ysano2005
    ysano2005 2009/04/29
    良い気づき。大抵の人は基幹系ソフトの実装に興味があっても、次のステップの踏み方がわからないのでそこで諦めてしまうという仮説。また、中途半端に物事を知っていると、対象を偉大に感じ、逆に壁になることも。
  • 2008-10-28

    始まりました。 「学生と経営者の討論会」 −日の将来を支えるITに学生は何を期待しているか!− <ズバリ聞こう!話そう!理解しよう!ITイノベーションの魅力を> 【パネリスト】 津賀 一宏 (パナソニック株式会社 常務役員/オートモーティブシステムズ社 社長) 奥田 陽一 (伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 代表取締役社長) 西垣 浩司 (独立行政法人 情報処理推進機構 理事長) 学生(10名) 【コーディネータ】 田口 潤 (株式会社インプレスビジネスメディア 取締役) 学生の自己紹介。東海大学大学院、組み込み技術専攻。東京工科大学、コンピュータサイエンス専攻。名古屋大学、ITスペシャリストコース。情報システム学。早稲田大学大学院、情報理工学。日工学院、テクニカルエンジニアコース。10人。各大学から2人づつ。 8人就職決まっている。情報サービス業へ7名。それ以外1名。2人はまだ就

    2008-10-28
    ysano2005
    ysano2005 2008/11/01
  • 2007-01-14

    お散歩。東京タワーがくっきり。三田のあたり。 会社のブログで「オープンソースソフトウェア(OSS)ビジネスにおける競争優位性の確保」について書く。 結論は、「わたしはOSSビジネスではサポートサービスに競争優位性を見出す戦略が必然であると考える」なのであるけど、それはそれとして、補助線として、 機能開発をバザールで行なうと、競合他社とは、開発においては協力しあうという商用ソフトウェアの開発ではありえない事態が発生する。商用ソフトウェアビジネスの常識で考えると自社で開発したものはなるべく隠して成果だけを得ようとするが、そのスタイルはバザールモデルでは間違いなく破綻する。そのような開発スタイルは持続可能ではないのである。バザールモデルというソフトウェア開発の革命性は競合他社とビジネスの根幹であるソフトウェアを共同で開発することを強制させることである。この革命性について理解をしている経営者は残念

    2007-01-14
  • 未来のいつか/hyoshiokの日記 | Cache Aware Ruby Patch

    quick and dirty hackだ。 # diff -u gc.c~ gc.c --- gc.c~ 2006-08-25 17:12:46.000000000 +0900 +++ gc.c 2006-10-03 10:47:08.000000000 +0900 @@ -1594,10 +1594,15 @@ int n = 0; for (i = 0; i < heaps_used; i++) { - RVALUE *p, *pend; + RVALUE *p, *pend; p = heaps[i].slot; pend = p + heaps[i].limit; for (;p < pend; p++) { + if ( (p+1) < pend) { + __asm__ __volatile__ ( + " prefetch (%0)\n" + : : "r" ((p+1)-

    未来のいつか/hyoshiokの日記 | Cache Aware Ruby Patch
    ysano2005
    ysano2005 2006/10/03
    すごい / prefetchでL1キャッシュミスを削減
  • 未来のいつか/hyoshiokの日記 | Rubyのキャッシュミスを測定する。

    カーネル読書会の議論から派生した、mallocのalignmentの件についてnoocyteさんが詳細なコメントをつけていただいている。ちゃんと追いきれていない。すいません。 まあ、わたしのアバウトな理解ではmallocを8バイトアラインしなければいけないというPOSIX的な標準はないけど、glibcの実装ではそうなっているというような感じではないかと。IA32(x86)では8バイトアラインでなければいけないということはなさそうなので。もちろん、8バイトアラインの方が好ましいけど。 #ifndef INTERNAL_SIZE_T #define INTERNAL_SIZE_T size_t #endif /* The corresponding word size */ #define SIZE_SZ (sizeof(INTERNAL_SIZE_T)) #define MALLOC_ALI

    未来のいつか/hyoshiokの日記 | Rubyのキャッシュミスを測定する。
    ysano2005
    ysano2005 2006/10/03
    oprofile in action
  • 未来のいつか/hyoshiokの日記 - オープンソーステクノロジー勉強会

    第4回 オープンソーステクノロジー勉強会でお話をした。後で書きます。 「PostgreSQLのスケーラビリティ」の話と「エンジニアのキャリア?」の話をしてきた。前半は推進フォーラムの開発基盤WGでやったES7000でのベンチマークのお話で、ユニアデックスの米田さんの持ちネタのhyoshiokバージョンである。後者はまったくもってヨタ話で懇親会への前座的なお話。それぞれ資料はGreeの勉強会のページから公開予定なので楽しみにしておいてほしい。 参加者層は20代、30代半々くらいでわたしから見れば若手である。40代はいなかった。10代がお一人いたので、U-20プログラミングコンテストの宣伝をしておいた。*1 さて、「エンジニアのキャリア?」、副題として「hyoshiokの作り方」。Greeの藤さん(バリバリのPHPハッカー)から、ぜひお話を伺いたいなどと直お願いされちゃったもんだから、わたし

    未来のいつか/hyoshiokの日記 - オープンソーステクノロジー勉強会
  • 2006-04-30

    ムーアの法則というのはIT業界にいるものなら誰でも知っている言葉だが半導体集積のペースは当面落ちそうにない。しかし、先に指摘したように(Google電気代)、無分別にプロセッサの周波数をあげていくとその二乗に比例して消費電力が上がるので、消費電力あたりの性能は下がってしまう。(周波数が2倍になったとして、消費電力が4倍になる、性能が4倍になるというわけではなくよくて2倍弱なので消費電力あたりの性能は下がる。)そうすると単位面積あたり倍になったトランジスタを何に使うかという話になる。 結局、マルチコアあたりになる。集積度をあげ、スーパーパイプラインだ、スーパースカラだ、アウトオブオーダーだ、といろいろ知恵を絞ってプロセッサの性能向上を図ってきたが、これをさらに推し進めるには設計が複雑化しすぎた。というような事かと思う。じゃあ、まあ、とりあえづ、設計をそんなに複雑にしないで、ひとつのコアの上

    2006-04-30
    ysano2005
    ysano2005 2006/04/30
    複雑さとの格闘 / ムーアの法則 / コンパイラ / マルチパス / メモリー使用量
  • Pugsを読む。:未来のいつか/hyoshiokの日記

    Haskellを勉強するためにPugsのソースを読むというのは、Cの勉強をするためにUnixのカーネルの読むようなものだ。いいねいいね、この主客転倒ぶり。*1 Pugsのホームページから、Downloadをクリックして、http://search.cpan.org/dist/Perl6-Pugs/へ。最新コードは下記の最初に公開されたコードに比べてかなり複雑化している。最初に公開された昔のコードは随分シンプルだ。で、10ファイルしかない。 抽象構文木あたりから行くのがいいのではないだろうか?特に根拠はないけど。 Haskellの文法書(翻訳)。入門書などを参考にする。 *1:Lionsの(Lions’ Commentary on UNIX (Ascii books))はCのいい教科書でもある。 Cでどのように表現するかという勉強になるしね。

    Pugsを読む。:未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 『 プログラマの仕事』

    U-20プログラミング・コンテストの審査員を務めたミラクル・リナックス取締役の吉岡弘隆氏は「今年,ついにLinuxカーネル・コミュニティへデビューした」と嬉しそうに話していた。彼の書いたパッチがAndrew Morton氏がメンテナンスするLinuxカーネルに採用されたのだ。Linuxベンダーがカーネル開発に参加するのは当然かもしれないが,吉岡氏は今年47歳。47歳にしてカーネル・ハッカーのスタートラインに立った。その目標は「生涯一プログラマ」だそうだ。 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20051017/222923/ 当にラッキーだと思う。ひょんなことで「仕事」でカーネルのパッチを書く機会を得てコミュニティにデビューできた。C言語とちょっとした経験さえあればプログラミングは誰でもできる。プログラミングは体力を使わないので年齢を重ね

    『 プログラマの仕事』
    ysano2005
    ysano2005 2005/10/20
    「コミュニケーション力、リーダシップがあれば自分のコードを雪ダルマ式に膨らませることができる。」
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