解体作業が始まった大阪タワー。切断された柱脚が宙に浮いた=7日午前11時44分、大阪市北区大淀南(門井聡撮影) 竹中工務店は7日、電波塔として42年間使われ、特撮テレビ番組「ウルトラマン」にも登場した「大阪タワー」(大阪市北区)の本格的な解体作業に着手した。上部から解体する通常の方法ではなく、だるま落としのように鉄塔を下部から解体する国内初の工法を採用。作業は5メートルずつ14回に分けて行われ、年末までに姿を消す。 大阪タワーは高さ158メートル。朝日放送の電波塔として、昭和41年7月に完成。地上102メートルに設置された展望台は、通天閣(同市天王寺区)の展望台より9メートル高かったこともあり、ピーク時には1日に4千人の観光客が訪れるなど人気を集めた。 42年1月に放送のウルトラマンでは、輸送中に逃げ出した怪獣ゴモラを監視する対策本部として登場したほか、朝の情報番組「おはよう朝日です」のス