プロ野球選手のユニホーム、汗や土…地元クリーニング店が徹夜で洗濯/横浜 カナロコ 7月2日(土)10時30分配信 熱戦が続くプロ野球を陰で支える横浜の仕事人がいる。創業から120年を超すクリーニング店の4代目店主村田敏憲さん(68)だ。横浜スタジアムを訪れる対戦チームの「球団指定」として、選手の汗が染み込んだユニホームを洗い続けている。気持ちよくプレーをしてもらおうと、「勝負服」を整える作業に汗を流す。 港湾施設が並ぶ新山下地区の片隅にある「村田クリーニング商会」(横浜市中区新山下)。1887(明治20)年、敏憲さんの義理の曽祖父源治さんがロシアのウラジオストクで開業した「シップスランドリー」が始まりで、当時は客船や軍船の洗濯物を請け負っていた。 2代目の歳三郎さんの時代に横浜に移転。外国商社などを相手に商いを始めたが、火災で店が焼けるなどの試練もあった。戦後、連合国軍総司令部(GHQ