NTTドコモは2009年3月13日,MVNO(仮想移動体通信事業者)向けのレイヤー2接続に関するメニューを接続約款に追加した。これにより,MVNOはNTTドコモとレイヤー2接続が可能になった。 レイヤー2接続とは携帯電話事業者とMVNOとの間の接続形態の一つで,文字通りレイヤー2(データリンク層)のレベルでネットワークを相互接続すること。MVNOはレイヤー2接続により,レイヤー3接続では実現できなかった,(1)接続や切断などのセッション・コントロール,(2)IPアドレスの割り当て,(3)発信者番号認証や端末認証などを独自に実施できるようになる。 NTTドコモの接続約款では「FOMA直収パケット接続機能」の「GTP(GPRS tunnelling protocol)接続」と呼ぶメニューになっており,帯域幅課金を採用する。接続料は10Mビット/秒までの場合で月額1267万1760円,10Mビッ