インドネシア・北スマトラ州の村で、住民に殺され天井につるされたスマトラトラの死骸(2018年3月4日撮影)。(c)AFP PHOTO / Muhammad Agussalim 【3月5日 AFP】インドネシア・北スマトラ(North Sumatra)州の村で、住民を襲った希少動物のスマトラトラが殺され、内臓を取り出されて建物の天井からつるされる出来事があった。野生動物保護当局が5日、明らかにした。 【写真特集】6亜種のみの残存が確認された絶滅危機のトラ 殺されたスマトラトラは先月から、北スマトラ州のへき地にある村周辺で目撃されていた。当局によると住民たちは当初、スマトラトラを超自然的な生き物と考え、好奇心からジャングル内の巣まで後をついていったという。 だが、スマトラトラは4日、住民たちに襲い掛かり、2人が重傷を負った。その後、スマトラトラを傷つけてはいけないという当局の警告にもかかわらず