ブックマーク / d.hatena.ne.jp/semi_colon (31)

  • 「アトピー慢性化の原因たんぱく質を発見」という報道の論文を読んでみました - 蝉コロン

    科学アトピー性皮膚炎慢性化 原因を解明 NHKニュース個人的な事情でこういう脳天気な見出しには反射的に怒りを覚えるのですが論文は面白かったです。とは言っても基的にはまだマウス実験なので、臨床的にはこれからですケド。 論文:Periostin promotes chronic allergic inflammation in response to Th2 cytokines Miho Masuoka, Hiroshi Shiraishi, Shoichiro Ohta, Shoichi Suzuki, Kazuhiko Arima, Shigehisa Aoki, Shuji Toda, Naoki Inagaki, Yuichi Kurihara, Sayaka Hayashida, Satoshi Takeuchi, Kenta Koike, Junya Ono, Hirokazu

    ystt
    ystt 2012/06/13
  • DNAでもRNAでもない新たな遺伝物質XNAについて - 蝉コロン

    科学遺伝、進化できる物質作製に成功 生命起源や研究に貢献 - 47NEWS(よんななニュース)進化するだなんだ言っていますが、どうなんでしょう。実際の論文はこちら。 Synthetic Genetic Polymers Capable of Heredity and Evolution さて、DNAの構造はこんな感じです。http://en.wikipedia.org/wiki/File:DNA_chemical_structure.svgデオキシリボースという五炭糖(図中オレンジ)がリン酸(図中黄色P)を介して連なっていて、AGCTの塩基が枝みたいに伸びています。二鎖の相補対が点線で結ばれてます。ちなみに図でバックボーンと書かれているように、塩基がなくても縦のリン酸結合の数珠つなぎ自体は壊れない。DNA二鎖だったらそういう塩基のない部分は歯抜けみたいになりabasic siteと呼ば

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    ystt 2012/04/29
    「塩基が枝だとしたら幹部分に相当する五炭糖が他の物質によってご担当されています。」 【審議中】 (´・ω・)
  • ペンギンが氷山に飛び乗ろうと一生懸命ジャンプするも、まったく届いていないと話題に - 蝉コロン

    動物ジェンツーペンギンだって。またおまえか。しょっちゅうやってるんだな。ツイートする

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    ystt 2012/04/29
    (´・ω・`)
  • 大事なところがもげて思い残すことなく喰われる生き物 - 蜘コロン - 蝉コロン

    当ブログではこれまでオスの生殖器がもげる動物というのをいくつか見てきました。 大事なところがもげる変ないきもの - 蝉コロン ちんこがもげる変ないきもの - 蛸コロン - 蝉コロン そしてニューカマーの登場です。パチパチパチパチ 昨年ニュース - 動物 - “去勢”されたクモは戦闘に強い(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日語サイトというような知見がありました。東南アジアに住むコガネグモの仲間マラバルジョロウグモモドキNephilengys malabarensisは、交尾(尾じゃないけど)のときにオスの生殖器がもげてしまうのだそうです。もう二度と生えてこない。そしてもげたオスは戦闘能力が上がるらしい。虎だ!虎になるんだ!やけくそになるのかな。ウマだともいでないほうが気が荒いのにね。 上記ナショジオの記事によると"切断された生殖器は75%の確率で、メスの体内に効果的

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    ystt 2012/02/07
    (⌒,_ゝ⌒)✄​╰⋃╯
  • ちんこがもげる変ないきもの - 蛸コロン - 蝉コロン

    動物前エントリでは、大事なところがもげる変ないきものとしてパロロというゴカイを紹介しましたが、今回は正真正銘のちんこがもげるといっても過言ではない生き物の話をしたいと思います。にわかには信じられませんが一体どういうことなんでしょうか、詳細は以下から(GIGAZINE風)続きを読む 詳細はイカから。wikipedia:交接腕によると、交接腕(こうせつわん)は頭足類の雄が雌に精子の入った精包を受け渡すために特殊化した腕。陰茎の役割を果たしており、精包を乗せるための溝がある。とあります。受け渡すというのが奥ゆかしくて素敵な感じがしますが、よそで見た記述ではイカはぶっかけ系みたいです。タコが受け渡し系。いずれにしてもこれは間違いなくちんこですね。足(腕)だと思っている物のうち一か二はちんこです。え、二もあるのか。そうか。そういやサメも二あるとか言ってたな。いっぽんでもニンシン。ところでそし

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    ystt 2012/02/07
  • 大事なところがもげる変ないきもの - 蝉コロン

    動物図書館で借りてきたに「バロロ」って書いてあったので、「バーローwww」と合わせてエントリにしようとして調べてたら当の名前は「パロロ palolo」だった。とんだ誤解だった。 パロロというゴカイの話。30cmくらいの長さで、水中だとスパゲッティのように見えるという。南太平洋サモアに生息している。こちら写真いろいろ:Palolo worm, Palola siciliensis, Pictures Photos Images Searches | SeaPics.com これもpalolo wormって書いてあるけどサモアじゃないので違う種類かも。 こんな姿。パロロは10月から11月初めにかけての間に一日だけ産卵の時期がある。このとき体の後ろ側のepitokeというやつがものすごい筋肉収縮の力で体から外れる。ついでにいっしょに消化管も失う。epitokeの中には精子とか卵が入ってる。わ

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    ystt 2012/02/07
  • 手塚治虫の学位論文を読んだよ - 蝉コロン

    研究者@h_hiraiさん経由で知ったtweet 手塚治虫の博士論文がついに誰でも見られるようになった。ありがとう、インターネット。GINMU: Item 10564/1075 URL 異型精子細胞における膜構造の電子顕微鏡的研究 2012-02-01 22:28:14 via web ということで、いつから読めるようになっていたのかは知らないのですが、眺めて見ました。GINMU: Item 10564/10751960年の奈良医学雑誌 Vol.11 No.5 p.719-735『異形精子細胞における膜構造の電子顕微鏡的研究』というタイトルでタニシの精子を電子顕微鏡で観察したのだそうですよ。ファイル名が「手塚治氏原稿(真).pdf」なのだけれど、(真)ってなんだろ。 透過型電子顕微鏡(TEM*1)は細胞内の超微細構造を観察する手段。サンプルを樹脂に埋めて、この樹脂の重合も季節によって配合を

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    ystt 2012/02/03
    「タニシの『睾丸』って書いてあるのが興味深い。精巣じゃないんだ。睾丸だと普通に金の玉が鎮座していそうタニシに。」
  • rejectされた上にretractされた可哀想な論文 - 蝉コロン

    生活悪夢。rejectとretractはざっくり言うと、reject:投稿された論文が、その学術誌の掲載には値しないと判断され突っ返されること。retract:学術誌に掲載された論文が、何らかの不備により取り下げられること。のことで普通は両立しないはずです。何が起こったのでしょう。Eye of the needle? Paper about camels gets rejected, then published, then retracted « Retraction Watchより。 論文:RETRACTED: Detection and genotyping of GB virus-C in dromedary camels in the United Arab Emirates 10.1016/j.vetmic.2010.06.026 : Veterinary Microbiolo

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    ystt 2012/01/17
    「『リジェクトしたのだけれども間違えて雑誌に載せてしまったので取り下げます』とある。」 (´・ω・) カワイソス
  • サルのキメラが作られる - 蝉コロン

    科学Cell - Generation of Chimeric Rhesus Monkeys Cell論文。アメリカのチームだけど1stは日人だ。 アカゲザルで凝集キメラ。受精卵から2回分裂した4細胞期の細胞をバラして混ぜる方法です。結果、三匹のキメラサルが生まれました。その名はRokuとHex。日語とギリシャ語の6。キメラ1匹に6つの胚を使っているからですね。そしてChimero。キメ郎? キメラについて細胞の多能性(巷で万能細胞とか言われているやつの"万能")というのを考えた場合、まず受精卵は発生すると一個体になれるので多能性を持っています(特にこの場合は全能性という)。発生が進んで二分裂した細胞の場合はどうでしょう。一卵性双生児の例があるように、それぞれの細胞が受精卵のときと同じように発生します。4細胞期でもそれぞれが独立して発生できたと思います。8ではもう一個ずつとしては発生で

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    ystt 2012/01/07
  • 僕が最新科学ニュースをチェックしているサイトのご紹介です - 蝉コロン

    科学明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。せっかくなので僕が普段チェックしているサイトをご紹介したいと思います。簡単に言うとこのブログのネタ元です。並べてみるとメジャーどころばかりだけど、こういう紹介すらあんまり日語では見かけないので。 というのも、こないだ「Scientific Americanを読む*1習慣をつけて英語力を鍛えよ」みたいな話を聞いたのです。讃えよ鉄兜!ただScientific Americanは情報が多いと言うか興味のない分野も充実しているので、いくつかのサイトから好きな分野だけ取ってくると良いのではと考えた次第。そして私どものように、ブログ更新をモチベーションにいろんな科学記事の英文読んだらいいんじゃないかなとというご提案です。当に英語力が上がるのかは分かりませんが、まあ馴染みは持てるだろう。 以下、よく見ている順です。僕が興味を持ってい

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    ystt 2012/01/05
  • イヌみたいな性格のサバンナキャット - 蝉コロン

    動物イエネコとサーバルキャットの交雑種サバンナキャットです。写真はSavannah (cat) - Wikipedia, the free encyclopediaよりpublic domain。かっちょええ。 の血統を司る世界最大の団体TICAにも登録されているので、もうこういう品種の「」として考えていいのかな。Savannah (cat) - Wikipedia, the free encyclopediaによると、普通のより社交性があって、犬並みに忠実らしい。首輪に紐付けて散歩したり取って来いを覚えたりする。ホントかね?サーバルは高くジャンプすることで知られているけれど、その能力も受け継いでいるようだ。 でけえ。メスのサバンナキャットで背の高いとしてギネス認定だって。これ普通にサーバルキャットなんじゃないの?性格がおとなしくなっただけで。掛け合わせるイエネコにもよるだろうけれ

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    ystt 2011/12/29
    かっこかわいい
  • 哲学時代の「遺伝子」 - 蝉コロン

    蒼井優が「こ、これがパンジェンシー...!」と言っていたので思い出した。18世紀:遺伝(形質の次世代への伝達)には何か粒子的なものが関わっているみたいな概念が提唱される1865年:メンデルの法則発表。形質伝達物質をElementと呼ぶ。みんな無視する。1868年:ダーウィン、パンジェネシスPangenesis説を提唱。これは、動植物の体中の細胞から自己増殖する謎粒子(ジェミュールgemmuleと名付けた)を想定する。それが生殖細胞に流れ込み、子へと形質が伝わるという主張である。獲得形質を説明するには個体の体の情報が生殖細胞に集まらないと理屈にあわないので、こういう考えができたのだけれど、もちろん現在では認められていない。1875年:フランシス・ゴルトンがPangenesis説を否定。ウサギの輸血実験。ロップイヤーウサギに別の種類のウサギの血を入れてもロップイヤーしか生まれないので、体の情報

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    ystt 2011/12/29
    オチwww
  • 車輪生物を求めてlivingとwheelで検索してみた - 蝉コロン

    動物こないだtogetterでそういう話題があったので(生物は進化の過程で車輪をなぜ持たなかったか 山中俊治さんを中心とした会話 - Togetter)、ネタ探しをしてみました。さすがに足に車輪が付いているようなのは、つまりwheelがequippedなのは見つからなかったのですが*1、とある「自ら転がる動物」について今年の論文があったのでご紹介。 「自ら転がる動物」はダンゴムシとかアルマジロみたいに全身で丸くなって転がる奴らです。最もその二種は転がることは目的にしていなさそうですが。転がるので有名なのはその名もズバリのwheel spidersですかね。多分テレビで見たことがある。 さて今回のはSoutheastern Beach Tiger Beetleというのの幼虫です。学名はCicindela dorsalis media。サウスイースタン・ビーチ・タイガービートルとは何やらカッコ

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    ystt 2011/12/29
  • 秒速3.4センチメートルで垂直に壁を登るヤモリロボット - 蝉コロン

    via Nature News Blog: ‘Gecko robot’ walks up walls カナダのブリティッシュコロンビア州(どこだよ)サイモンフレーザー大学による研究。ヤモリにヒントを得た接着キャタピラで垂直に壁をよじ登るのだ。秒速3.4センチメートル。 論文:A tailless timing belt climbing platform utilizing dry adhesives with mushroom caps Smart Materials and Structuresという雑誌。論文タイトルにある"tailless"ってのは、体を吊るすようなワイヤ等が無いよーちゅうことみたい。確かに、せっかくのロボでも事前にワイヤをセットしておかなきゃいけないとなったら何だかなだものね。目的の一つは"人間が入れない所で作業するロボット"だろうし。 ヤモリがファンデルワール

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    ystt 2011/12/29
  • 英国ではホームレスの平均寿命が47歳 - 蝉コロン

    医療BBC News - Homeless people die 30 years younger, study suggestsCrisisという慈善団体の支援でシェフィールド大学が行った調査。英国では一般的な平均寿命は77歳なので30歳早く死ぬとある。これはコンゴ共和国の平均寿命に匹敵するそうなのだけれど、それはそれでどういう感想を持ったらいいのかちょっと分からない。 レポートはこちら(PDF):Homelessness: A silent killer2001年から2009年までに死亡したホームレス1,731人に基づくデータ。路上生活者のみではなく、保護施設等に寝泊まりする人も含んでいる。平均余命47歳。女性のみでは43歳。ホームレスの死亡の三分の一はドラッグとアルコールが原因。自殺率は9倍。交通事故死は3倍。 Crisisは、イギリスの国営医療サービスであるNHSに対応の改善を求め

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    ystt 2011/12/29
  • DNAを介さずに100世代以上に渡って遺伝する獲得形質 - 蝉コロン

    科学近年、獲得形質の遺伝の事例がいくつか報告されているのですけれども、その影響はせいぜい数世代(もしくは次世代しか確認してない)だったと思います。最近のNatureハイライト:長寿のエピジェネティックな遺伝(要会員登録かも)では3世代だそうです。クロマチンの変化が初期化しきれないというのは、なんかiPS細胞に元の細胞のエピジェネな痕跡が見つかるようなもので、凄いんだか凄くないんだかはお話の作り方次第じゃないかなとも思うのですが、まあそれは置いといて。 今回紹介する論文は少なくとも100世代は遺伝する獲得形質についてです。筆者らもOur results therefore support the Lamarckian concept of the inheritance of an acquired trait.と言ってます。一体どういうことなのでしょうか、詳細は続きを読むから。 線虫とRN

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    ystt 2011/12/21
    10年後の教科書はどうなっているんだろう。
  • がんの原因ランキングUK2010 - 蝉コロン

    医療英国の2010年のデータから、がんの約40%が生活習慣や環境因子を原因としているという論文、というか雑誌の増刊なのかなこれは。 The Fraction of Cancer Attributable to Lifestyle and Environmental Factors in the UK in 2010 オープンアクセスでクリエイティブコモンズ準拠です。 14の生活習慣、環境因子、事に着目して、それぞれのがんの原因となる割合を概算した疫学的研究(systematic reviews and meta-analyses)。がん患者さんを並べて「この人はタバコが原因!こっちはウイルス!」って判定していったわけじゃあないです。そういうんはできませんから。 16. The fraction of cancer attributable to lifestyle and environ

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    ystt 2011/12/20
  • ダチョウの大事なところがオッキする仕組みが明らかになる - 蝉コロン

    動物ご想像どおりのあの話なので引き返すなら今のうちです。それにしても各紙報じ過ぎだな。 Mystery of the male ostrich’s erection solved - life - 14 December 2011 - New Scientist BBC Nature - Bloodless erections for big birds, say researchers Ostrich Penis Clears Up Evolutionary Mystery: Scientific American Ostrich penis clears up evolutionary mystery : Nature News & Comment LとRで大違いとして名高いerection。当選ではありません。 論文:The erection mechanism of the rat

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    ystt 2011/12/16
    リンパオッキアゲ!! ヽ(`Д´)ノ
  • 人間の体毛は何のためにあるのか - 蝉コロン

    モジャモジャしてますか?剃ったりしてませんか?そのモジャモジャがあなたを救うのです。 ヒトは他の霊長類と比べると体毛が全然無いんですがそれでもちょっとある。何であるの?という長年人類を悩ませてきた未解決の問題に立ち向かった研究者たちがいたのです。 彼らは、様々な濃さの体毛を持つボランティアを集め、南京虫(トコジラミ)をこっそりと腕に乗せたのだ。何かに気づいたらこのボタンを押してください。すると!よりモジャモジャな人(毛包の密度が高く毛の長い人)の方が、何かが俺の腕を這っていると気付くスピードが早かったのだ!!!腕の毛を剃り落としたらダメ*1!!!全然ダメ!!!そしてその一方で!南京虫の移動速度は毛に阻まれて遅くなる*2!!! つまり!!南京虫などの外寄生虫が!!!血ィ吸うたろかとか肌に向かって移動しても!!!!体毛モジャモジャだと、そこはまさに草木生い茂る大森林!!!!!歩きづらい!!!!

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    ystt 2011/12/15
    「思えば私の祖父はすねが毛で覆われていて全く蚊にさされなかったと言っていました。今では私があんまり蚊にさされないかも。なぜなら私もまた特別な存在だからです。」
  • 自分の尻尾を追いかける犬の動画を400も集めた論文がある - 蝉コロン

    動物NCBI ROFL: A scientific analysis of 400 YouTube videos of dogs chasing their tails. | Discoblog | Discover Magazine 「NCBIのお茶噴いた論文:イヌが自分の尻尾を追いかけるYouTube動画400についての科学的解析」みたいな訳になるかな。 論文はこちら。PLoS ONE: A Vicious Cycle: A Cross-Sectional Study of Canine Tail-Chasing and Human Responses to It, Using a Free Video-Sharing Website PLoS One. 2011; 6(11): e26553. Published online 2011 November 9. doi: 10.137

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    ystt 2011/12/13
    (∪^ω^)わんわんお! / 自分の尻尾を追いかけるわんこはメンタルヘルスに問題がある可能性あり。