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ブックマーク / econ101.jp (13)

  • ノア・スミス「TikTok はいまも言論を抑圧している」(2024年8月26日)

    このまとめ記事のシリーズ23回目で,中華人民共和国に批判的な言論を TikTok が抑圧しているのを示すとてもしっかりした証拠に触れておいた: ネットワーク伝播研究所 (NCRI) による新研究で,[中国がプロパガンダ目的に TikTok を利用しているという事態は]すでに起きており,しかも非常に実質のあるかたちでなされていることが裏付けられた.Instagram と TikTok に投稿されたショート動画のハッシュタグを比較することで,どの話題を TikTok のアルゴリズムが押し上げたり抑圧したりしているのかを把握できる(…).一般的な政治的話題(BLM,トランプ,中絶など)に関わるハッシュタグは Instagram に比べて 約 38% の人気を TikTok では得ている.ところが,中国共産党にとって差し障りのある話題の――たとえば天安門事件,香港の抗議運動,一斉検挙などの――ハッ

    ノア・スミス「TikTok はいまも言論を抑圧している」(2024年8月26日)
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    ysync 2024/09/05
    金盾のなかで国内だけでやってるのならまだしも、他国に置いた傘下法人でもやってるのは実質戦争。
  • ノア・スミス「いや,移民はアメリカ人の雇用を奪っていないよ」(2024年8月18日)

    政治的な党派は,それぞれに,自分たちが優位に立てる論点を必要としてる.バイデンのもとで雇用市場は信じられないほどの堅調が続いているので,各種の右派は自分たちに「ちがうちがう,ホントは物事は酷いことになってるんだ」と言い聞かせるための理由を必要としている.そういうお得意の論点のひとつが,これだ――「雇用はみんな外国人にもっていかれているし,アメリカ人は移民に取って代わられている.」 ひどく誤解を招くグラフについては,つねづねみんなに注意喚起してる.上のグラフも,まさにそういうやつだ.このグラフは,以前の記事で誤りを論じてきた.左右に別々の軸を使うことで,アメリカ生まれの人たちの雇用の減少が,外国生まれの人たちの雇用の増加よりもずっとずっと小さいってことが見えなくなってしまっている.というか,アメリカ生まれの人たちの雇用がわずかに減少しているのすら,ひとえに,ベビーブーマー世代の大量退職による

    ノア・スミス「いや,移民はアメリカ人の雇用を奪っていないよ」(2024年8月18日)
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    ysync 2024/08/29
    でもその"人がやりたがらない職”の賃金上昇圧をスポイルしてる側面はあるだろうに。
  • ノア・スミス「ベーシックインカム研究でさらにがっかりな結果」(2024年7月23日)

    3週間前の記事で,デンバーで行われたベーシックインカム・プロジェクトから得られた少々がっかりな研究結果に注目しておいた〔日語版〕.さて,今度は,イリノイ北部とテキサス中部で実施されたはるかに巨大で長期的なベーシックインカムの無作為化対照実験の研究結果が出てきた.Vivalt et al. の論文から,主な研究結果の要旨を引用しておこう: 研究では,所得の変化が原因となって人々の雇用に関わる多種多様な項目に生じた影響を検討する.そのための実験として,低所得の個人から無作為に対象者を1,000名選出し,無条件に1ヶ月あたり 1,000ドルの現金給付を3年間続けた.また,対照群として,2,000名の参加者を選出し,1ヶ月に 50ドルの給付を続けた.研究では,詳細な調査データ・行政記録・専用スマホアプリからのデータを収集した.現金給付によって,対照群に比べて給付を除外した個人所得の総額は 1

    ノア・スミス「ベーシックインカム研究でさらにがっかりな結果」(2024年7月23日)
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    ysync 2024/08/07
    マイナスの生産性を持つ者らのことは無視なの?あとBIって格差解消のための負の所得税の実装例じゃないの?
  • タイラー・コーエン 「ポピュリズムを勢いづかせているのは、怒りの感情じゃない?」(2023年6月26日)

    オマー・アリ(Omer Ali)&クラウス・デスメット(Klaus Desmet)&ロマイン・ヴァクジアル(Romain Wacziarg)の三人の共著論文より。 「怒り」は、ポピュリズムの台頭に一役買っているのだろうか? 怒りという感情は、世の中の問題を引き起こしている元凶とされる個人なり集団なりへの反発を生んで、選挙でポピュリストの政治家に票を投じるのを助長しがちだと思われている。そこで稿では、2008年から2017年までの間に米国内の大勢の有権者がどんな感情を抱いて日々を過ごしていたかを探った独自のデータを利用して、怒りの感情とポピュリストの政治家の得票率の間に郡単位で何らかのつながりがあるかどうかを検証した。その結果はというと、2016年の米国大統領選の予備選挙および選挙のいずれに関しても、怒りを感じている有権者の割合が高い郡ほど、ポピュリストの政治家の得票率が高くなる傾向にあ

    タイラー・コーエン 「ポピュリズムを勢いづかせているのは、怒りの感情じゃない?」(2023年6月26日)
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    ysync 2023/12/04
    ポピュリズムが悪というのもレイシズムやナショナリズムを下敷きにしたインテリの感想にすぎない気も。他国より劣っていようと民衆が幸せに生きていければいいとも思うのだけど。
  • ブランコ・ミラノヴィッチ「歴史の終わりの終わり:私たちはこの戦争で何を学んだのだろう?」(2022年3月2日)

    The end of the end of history What have we learned so far? by Branko Milanovic 戦争は最も恐ろしい出来事だ。絶対に起こってならない。全人類はその努力でもって、戦争を実行不可能に追い込まねばならない。違法化するだけに留まらず、誰しもが実行できない、あるいは始めるインセンティブを持たないようにするような、不可能化が求められている。 しかし残念なことに、我々はまだそこには到達していない。人類はそこまで進化していないのだ。我々は今、非常に残酷なものとなるかもしれない戦争の真っ只中にいる。 戦争はまた、(冷酷に思えるかもしれないが)我々の先入観を見直す機会にもなっている。物事は、突如として鋭く焦点化する。信念は幻想に変わり、懐疑論は無意味となってしまう。私たちは、前日まで想定してた世界ではなく、現前に広がる世界に対処しなけ

    ブランコ・ミラノヴィッチ「歴史の終わりの終わり:私たちはこの戦争で何を学んだのだろう?」(2022年3月2日)
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    ysync 2022/03/16
    「『私たちのよう』になれば良いのに」そこまでは自身らの無謬を信じてはいなそうな気もしなくもない。隣接を拒んだり、ドミノ理論を提唱したり、粛清したり赤狩りしてみたり、お互いに転覆は恐れてないか?
  • ラジブ・カーン「日本人の主なルーツは縄文人や弥生人ではないかもしれない:日本人は西暦以降に登場した」(2021年9月18日)

    The Japanese As A Creation Of The Christian Era POSTED ON SEPTEMBER 18, 2021 BY RAZIB KHAN 日は、弥生人と縄文人の統合体であり、弥生人が優位になって列島に稲作をもたらした、というのがこのブログでも以前に言及した伝統的な解釈である。しかしサイエンス誌に掲載された新しい論文によるなら、もっと複雑かもしれない。 古代のゲノム解析は、日人個体群に3つの起源があることを明らかにする。 先史時代の日は、3000年かけて、狩猟採集から始まり、水田での稲作、そして国家の形成へと急速な変化を遂げた。列島の日人個体群は、狩猟採集を行っていた縄文人と、農耕民の弥生人の二重の先祖を持つ、との仮説が長年受け入れられてきている。しかし、農耕民族の移動とそれに伴う、社会文化の変化がどのようにゲノム的影響を与えたのかは依然不

    ラジブ・カーン「日本人の主なルーツは縄文人や弥生人ではないかもしれない:日本人は西暦以降に登場した」(2021年9月18日)
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    ysync 2021/09/28
    正直ルーツとか別にどうでもよかろ。儒教徒でもなければ。
  • スウ・マルケス「鉛を根絶する」(2021年5月20日)

    Burying the lead Words by Sue Márquez 20th May 2021 Issue 4 鉛中毒が、脳に損傷を与え犯罪の悪化をもたらすことは、何十年も前から研究者達には知られていたが、何百万人ものアメリカ人はいまだに鉛汚染された水を毎日飲んでいる。この問題を解決する方法を紹介する。 バイデン政権による新しいインフラ投資法案に関心が集まっている。関心のほとんどは、全米を高速鉄道で横断する計画や、高速ブロードバンドを全世帯に普及させる計画などだ。しかし、ほぼアメリカ全土で、水道管の交換に450億ドルを投じることは、あまり注目されていない。これは他の多くの法案に比べて派手さはない。しかし、アメリカ人の長期的な幸福、国の繁栄に最大の利益をもたらすのはこの法案だろう。 鉛汚染が健康に悪影響をもたらすことは、何十年も前から知られてきている。鉛汚染は人々のIQを低下させ、犯

    スウ・マルケス「鉛を根絶する」(2021年5月20日)
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    ysync 2021/08/22
    「鉛はカルシウムに似た性質を持つので」カドミウムみたいだな。イタイイタイ病みたいな症状は出なかったんかね?
  • ノア・スミス「うん,専門家はたまに嘘をつくよ」(2021年3月28日)

    [Noah Smith, “Yes, experts will lie to you sometimes: Econ gives us an example of when and why this happens,” Noahpinion, March 28, 2021] いつ・どんなときに専門家が嘘をつくか,経済学者が一例を示そう. [▲ 「真理なんておまえらの手に負えない! 真理が似つかわしくないんだよおまえらには! 真理を扱うおまえらの能力なんてお笑い草だ!] 先日,専門家が市民に嘘をつくことについて,Yascha Mounk がツイートしてるのを見かけた: From the initial hesitance to admit that masks work to the current hesitance to admit that the first dose of the

    ノア・スミス「うん,専門家はたまに嘘をつくよ」(2021年3月28日)
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    ysync 2021/07/21
    それ以前に、経済学者が正しい発言をしたことなんてあるの?世間はこのありさまだぞ。「私は経済学者です」って時点で嘘なのかもな。クレタ人的。
  • ブランコ・ミラノヴィッチ「孤独のグルメ…超競争社会の中で」(2017年11月2日)

    Dining alone…in a hyper-competitive world Thursday, November 2, 2017 Posted by Branko Milanovic ニューヨークでほぼ一人4年間暮らし、少なくとも400回は一人で夕べてきたので、孤について…そしてそれが私たちが住む世界について何を教えてくれるかに意見を述べる権利を私は有していると思う。 最近読んだによるなら、ニューヨークはレストランの総座席数において、孤向けの席の割合が最も多い都市であるとのことだ。これは偶然でないように思う。私の経験でも、ニューヨークにおける孤向けの席の数は増え続けているようだ。 孤のメリットは何だろう? 明白となっているものがいくつかある。「好きな時間に好きな場所で事をすることができる」「割り勘を心配しなくていい」「好きなだけいられる」などだ。孤は〔都市で〕共

    ブランコ・ミラノヴィッチ「孤独のグルメ…超競争社会の中で」(2017年11月2日)
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    ysync 2021/07/20
    営業職でもないので、昼間に外を出歩くこともなく、ゴローちゃんじゃなく、ふらっとQUSUMIになりがち。
  • ブランコ・ミラノヴィッチ「『資本主義だけ残った』の著者が明かす四つの重要な裏テーマ」(2019年9月24日)

    Capitalism, Alone: Four important–but somewhat hidden–themes Tuesday, September 24, 2019 Posted by Branko Milanovic 〔訳注:エントリで紹介されているミラノヴィッチの書籍“Capitalism, Alone”は、『資主義だけ残った――世界を制するシステムの未来』〔西川美樹訳、みすず書房、2021年〕として邦訳出版されている〕 この記事では、私の著書“Capitalism, Alone”から、重要だが、すぐには見えてこないであろう四つのテーマを解説する。記事ではやや抽象的で哲学的な問題を手短に解説しているが、書籍の方は読者やレビュアーの関心を引きそうな、もっと話題性のあるテーマを多く含んでいる。 裏テーマ(1):資主義は現代における唯一の生産様式である イギリスが主導した

    ブランコ・ミラノヴィッチ「『資本主義だけ残った』の著者が明かす四つの重要な裏テーマ」(2019年9月24日)
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    ysync 2021/06/24
  • ノア・スミス「現代中国と大日本帝国」(2021年5月4日)

    [Noah Smith, “Contemporary China vs. Imperial Japan,” Noahpinion, May 2021] おおよそ,両者はてんで別物だ. 東アジアで米中の対立が強まって軍事的な緊張が高まってきている件があちこちで議論されている.そのなかで,かなりよく見かける話に,こんなのがある.「2020年代の中国と1930年代の大日帝国には,いろいろと類似してる点がある.」 似ていると考える理由は,わかりやすい――どちらも東アジアの国だし,アメリカとの各種関係が悪かった.でも,ほんのいくつかならちょっと似てるところもちらほらあるとはいえ,おおよそこの2つは大違い,別物だ. 相違点は多すぎて,とてもじゃないけど列挙していられない.ただ,そのなかでも大きなちがいが3つある.米中が紛争をおこす可能性を考えるときに,この3つはとりわけ重要だ.で,その3つとは: 統

    ノア・スミス「現代中国と大日本帝国」(2021年5月4日)
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    ysync 2021/05/07
    そんなことより、ナチスがユダヤ人虐殺を内政としてだけやってて対外戦争に踏み切らなかったら、止められたのか?ってのが来ると思うのだが。まぁ対外戦争見据えての暴挙でもあったが。
  • アレックス・タバロック 「トランプとヒラリーの性別が逆だったら」(2017年3月8日)

    ●Alex Tabarrok, “Gender Reversal Teaches Uncomfortable Lessons”(Marginal Revolution, March 8, 2017) ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンの性別が逆だったとしたら、二人の討論を目にした聴衆はどういう印象を受けただろうか? 二人の研究者がその疑問に取り組んだ。役者の協力を得て、トランプとヒラリーの(討論会での)セリフだけでなく身振り手振りも完全に再現した芝居を上演したのだ。ただし、トランプの役を演じたのは女優(ブレンダ・キング)で、ヒラリーの役を演じたのは男優(ジョナサン・ゴードン)だ。 女性がトランプのような攻撃的な態度をとれば――相手の発言を頻繁に遮り、すぐに相手をなじる――、決して見逃してはもらえないだろうし、ヒラリーが男性だったとして、あれだけ頭が切れて冷静沈着だったら、説得力が一段

    アレックス・タバロック 「トランプとヒラリーの性別が逆だったら」(2017年3月8日)
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    ysync 2017/03/09
  • マーク・ソーマ 「『福祉政策は貧困層を堕落させるという俗説』」 (2015年10月20日)

    Mark Thoma, The Myth of Welfare’s Corrupting Influence on the Poor’, (Economist’s View, October 20, 2015) 福祉政策は貧困層を堕落させるものであるという俗説 福祉政策が人間の行動に与える影響についての誤解を解こうというEduardo Porterの試み: 福祉政策は貧困層を堕落させるものであるという俗説: … これ程まで深く、アメリカ国民一般のイマジネーションに根付いた観念は、この、貧しい人々に対する政府援助が不品行を助長するだけであるという確信を措いて他にそうは無いだろう。 命題は特に保守陣営側から愛好されている… しかしニューディール政策の父であるあのフランクリン・デラノ・ルーズベルトでさえ福祉政策を 「一種催眠的な、隠微な、人間精神の破壊者」 と曾て呼んだ事があった。また 「我々

    マーク・ソーマ 「『福祉政策は貧困層を堕落させるという俗説』」 (2015年10月20日)
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    ysync 2015/11/20
    そういう思考の人々って、慎ましやかな生活なら一生分稼いでしまってる人たちもなんだかんだで仕事してるのを見てどう考えてるんだろ。自身が怠惰だから他人もそうだと断言してんの?
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