2016.09.30 「ハゲたらモテない」なんてウソ!? 身体性の希薄な男性が、ハゲだけは異様に恐れる理由 男性性にまつわる研究をされている様々な先生に教えを乞いながら、我々男子の課題や問題点について自己省察を交えて考えていく当連載。2人目の先生としてお招きしたのは、「ハゲ」をめぐる問題を男性性の観点から研究した『ハゲを生きる─外見と男らしさの社会学』(勁草書房)の著者である昭和大学准教授の須長史生さんです。 身体への意識が圧倒的に低い男性が唯一執着を見せる「ハゲ」問題清田代表(以下、清田) 桃山商事では、女性たちから「妊娠のリミット」に関するお悩みをよく耳にします。彼女たちは「20代半ばくらいになると、身体の中でタイマーが作動したような感覚になり、恋愛や結婚に焦りが生じてくる」と言います。しかし一方で、彼女たちと交際する男性側はその感覚を理解できず、それが原因ですれ違いが起こるというケー