そもそも、進捗なんて管理できるようなものではありません。必要なのは、進捗の管理ではなく進捗の整理です。日本で見られる一般的なITのプロジェクトでは、基礎的なスキルも無いのにノーミスで最速を狙います。それを実現するために進捗管理が持ち出されます。そもそも、技量不足は進捗管理では補えません。普通にやってできないのに計画を立ててベターな結果を目指しても、負担が倍増するだけで成功率も低いです。 進捗管理とは言っても、コントロール下に置いて言うことを聞かせるのが目的になっています。お金をもらっていたとしても、むやみに行動が制約される上に義務だけを負わされる訳です。快く働ける状況ではありません。うまく人をコントロールすればプロジェクトが成功すると勘違いしていないでしょうか。そういうことをしていると、モチベーションが下がって人がどんどん離れていきます。むしろ、コントロールしようとするからプロジェクトは失
現場のオペレーションを改善するために、最初に着手するなら何か?と聞かれたら、いつも「ふりかえり」から始めましょう、と答えています。かつてトラブルの起きているプロジェクトに入ったときも、まず始めたのは「ふりかえり」からでした。 「ふりかえり」とは、文字通り現場の活動を振り返って、改善のアクションを考えることです。反省会のようにも思えますが、すべてが終わってから反省する訳ではなく、現状分析を行って、うまく続けていくための未来を向いた活動です。 この記事では「ふりかえり」という習慣について、そして、ふりかえりを実践するにあたって、進め方とポイントについて紹介します。 ふりかえりの進め方”KPT”とは 上の写真は、私たちソニックガーデンで「ふりかえり」をしている様子です。ソニックガーデンでは弟子を採用していて、その弟子と師匠とのふりかえり風景です。このように、特別な道具はなにも必要ありません。必要
皆さんは、自分の言動について反省することはありますか? 終わったことについて全く振り返らないという人もいるかもしれませんが、だいたいの人は日々の出来事や仕事について、何かしら反省をしながら生活をしているのではないでしょうか。自分の考えや行動を改善していくために反省は必要不可欠ですが、その反省をもっと明日の勉強や仕事に活かしたいと思いませんか? 今回は、私たちが成長するための「反省のメリット」と、「一人反省会の方法」をお伝えします。 反省することの意義とメリット 現在のパナソニック株式会社(旧・松下電器産業株式会社)を一代で築き上げた松下幸之助氏は、「また今日も失敗してしまった、と落ち込んでしまうことは反省ではない」と言ったそうです。 「誰でもそうやけど、反省する人はきっと成功するな。本当に正しく反省する。そうすると次になにをすべきか、なにをしたらいかんか、ということがきちんとわかるからな。
【サイボウズ式編集部より】この「ブロガーズ・コラム」は、著名ブロガーをサイボウズの外部から招いて、チームワークに関するコラムを執筆いただいています。今回は、日野瑛太郎さんによる「チームで仕事をする際の振り返り」について。 チームで長く仕事をしていれば、失敗の1つや2つは必ずするものです。 実態とかい離した計画をたててしまったり、コミュニケーションのやり方がまずくて無駄に時間を食ってしまうなど、多かれ少なかれチームでの仕事には失敗がともないます。すべてが計画どおりに進み、最後までトラブル1つ発生せずに終わるプロジェクトなどまずありません。 ですので、チームが何らかの失敗を犯すこと自体を嘆いてもあまり意味がありません。人間は失敗をする生き物です。チームが人間によって構成されている以上、一切失敗をしないチームをつくろうなどとは考えるべきではありません。 もっとも、「同じ失敗を繰り返す」チームは最
みなさんこんにちは。@ryuzeeです。 スクラムは、スクラムガイドで定義されています。したがってスクラムを学習したり実践したりする際には、まずスクラムガイドを読むのが大前提となります。 とはいえ、短時間で人に説明したり、リファレンスが必要になったりすることも多いので、ぼくが使っている用語集を共有します。 基本用語プロダクトオーナー開発するプロダクトにおける責任者である。そのプロダクトが実現するビジネス価値に対して責任を負う。 主な役割としてプロダクトのビジョンを明らかにして周りに伝える、プロダクトバックログのメンテナンス、プロダクトバックログアイテムの優先順位付け、リリース計画の立案、開発者が作成したインクリメントを受け入れるか受け入れないかの判断、ステークホルダーとの調整などをおこなう。作業自体は委任できるが、最終的な責任はプロダクトオーナーが負う。 実施中のスプリントをキャンセルする
振り返り、してますか? 問題や課題を早期に発見して、改善や方向転換をすることでプロジェクトの成功率を上げることができます。 ただし、間違ったやり方で振り返りをしてしまうと、改善につかがらないどころか、チームのモチベーションを下げかねません。 ここでは、KPTを使った正しい振り返りのやり方と、そこで使うツールをご紹介します。 振り返りの目的は、「成功イメージをつかむこと」 振り返りの目的は、 プロジェクトメンバーが「成功イメージをつかむこと」 です。 プロジェクトが成功するためには、メンバーが成功するイメージを持っていなければなりません。 良い振り返りをすると、プロジェクトメンバーが成功イメージをつかむことができます。 ダメな振り返りでは、プロジェクトの問題点ばかりに焦点を当ててしまい、犯人探しをしたり、メンバーが失敗イメージを持ったり、相互に責任をかぶせ合ったりしてしまいます。結果、メンバ
プロジェクトがひと段落すると、休む間もなく次のプロジェクトでの仕事が始まるというサイクルは、経験を積んだエンジニアにはよくあるケースです。 しかし仕事の質を高めつつ効率もあげていくためには、しっかりとプロジェクトを振り返って総括する時間も必要なはず。 そこで今回は、肩の力を抜きつつ仕事を振り返る手法として、「KPT法」を紹介したいと思います。 「振り返り」を手法として確立したKPT法 KPT法とはプロジェクトを総括するための手法として、「ふりかえり」を定義づけたものです。Keep・Problem・Tryの頭文字からKPT法と呼ばれています。 KPT法の進め方 Keep「うまくいったこと、今後も継続すること」を書き出す Keepの書き出しはあくまで個人レベルで行い、その後は個人の意見を順番に発表しながら意見交換をしていくというスタイルをとります。 これは他人の意見に影響されず、クリアな状態で
――YCAMについて教えてください。 YCAM渡邉朋也:山口情報芸術センター (以下、「YCAM(ワイカム)」)は、山口県山口市にあるアートセンターです。展示空間のほか、映画館、図書館、ワークショップ・スペース、レストランなどを併設しています。 2003年の開館以来、コンピューターや通信技術、映像をはじめとするメディア・テクノロジーを用いた新しい表現の探求を軸に活動しており、展覧会やダンス・演劇などの公演、ライブ・コンサート、映画上映、子ども向けのワークショップなど、多彩なイベントを開催しています。 巨大な波型の屋根が特徴的なYCAM(山口情報芸術センター) ――YCAMではユニークなイベントが多いですが、どのようなコンセプトで企画を決めているのでしょうか? YCAM青柳桃子:YCAMの多くのイベントの背景にあるのが「研究開発プロジェクト」と呼ばれるものです。内部に設置された研究開発チーム
ベイジで社内のワークフローを整理しだしたのは確か2014年頃です。その頃はまだ4~5人しか社員がいない状態で、タスクの粒度も粗く、いくつかのタスクは各人の能力に委ねたものでした。しかし10人を超えて関わる人が増えたあたりから、仕事の進め方も徐々に変わり、ワークフローの綻びも色々と出始めてきました。そこで今年の春に、全社員参加のもと、これまでの進め方の問題点を話し合ったうえで、ワークフローの大幅な刷新を行いました。本エントリーはそのご紹介です。 刷新にあたって、受注から納品までをサブタスクを含めて約140に分解しました。また、各タスクで用いられるドキュメントもできるだけフォーマット化し、効率よくドキュメントワークができるようにしました。 合わせて、タスク毎の職能の再定義を行いました。プロデューサー、ディレクターといった業務範囲が曖昧な職能は、より厳密な職能の定義を試みました。例えばディレクタ
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こんにちはディレクターのはるかです。 突然ですが、皆さんはスケジュール作成ツールを使用していますか? 私は今までずっとExcelでスケジュール作成をしていたのですが、スケジュールに調整が入ったりすると、修正するのが大変で… もっと手軽にスケジュールを作成、調整したいと思い、 Gantterを使ってみました。 ちなみにGantterを選んだ理由は 無料である事。 日本語表記である事。 GoogleDriveと連動できる事。 の3つです。 特にGoogleDriveに連動できると社内(チーム)で共有がしやすいので、私にとってこの点は結構重要でした。 今回はこちらの基本的な使い方をご紹介します。 Gantterの使い方 1. サイトへ http://www.gantter.com/ 今回はGoogleDriveで使用しますので、「gantter editions」から「FOR Google Dr
はじめまして。このようなやり方の勉強会では以下の理由により意味がないと思います。 ・依頼主の予算感や運用に対する具体的な数字がでていない ・依頼主とのすり合わせができていない ・案件を段階的に進める事が想定されていない 見積は依頼の背景がクリアになって初めて価格の適正が評価可能になりますので、本件のようなスタンスで”典型的なWordPressサイトの見積りでも現状はまだまだ標準的な見積手法が確立されていないことが分かります”とコメントしてしまうのは「無限に広がる土地に家を建てるならこんな設計」って提案を複数並べて「いやー予算と間取りがバラつきましたね。これはまだ建築設計に標準的な工法が無いことを示しています」とコメントしてしまうことと同意で、見積金額がばらつくのは自明です。 また、金額の多寡は状況に依存しますので普遍的に評価することは難しいと思います。逆説的に言えば平均的な価格よりも多少高
マイナビニュースをご覧の皆様こんにちは。まずりんと申します。フリーになりしばらく経ちますが、以前は制作会社にてデザイナーとかアートディレクターとかをやっておりました。この連載では、デザイン制作会社あるあるをゆるっと紹介していきますので、よろしくお願いします!(※あくまでフィクションですからね!) さて、今回はクライアントからの支給データ、主に画像についてです。アデ子さんは8割のデータが使えないと言っておりますが、実際は6~7割くらいで、体感的に8割という感じです。クライアントのPC環境ではデータを確認できない場合もあるので、まあ仕方ないですね。支給データに起こりうる問題は、漫画のようにデータの解像度が低すぎるというパターン以外に、データが破損していて開けない、違うデータが入っている、リンクデータが抜けている、撮影方法が悪すぎるなどなど、多岐にわたります……。 こういった場合、データの再支給
2013年6月に就任した直後に、京都市からの“契約解除”に直面した住友重機の別川俊介社長。図らずも、国内のプラント建設・工事関係者から注目を集めているが、相当に厳しい局面である(今年6月、新社長就任時に撮影) Photo by Shinichi Yokoyama この新型施設は、設備の心臓部でトラブルが相次いだことから、引き渡しの時期が3年以上遅れていた。現在、契約を解除した立場の京都市は、すでに完成している建屋の解体・撤去を求めるという前代未聞の事態に発展している。 順を追って複雑な事態の流れを整理すると、次のようになる。 2005年3月18日。ごみ問題の解決に悩んでいた京都市は、市内に一つしかない最終処分場(埋立地)の延命を図るために、約114億円(総事業費は約175億円)で、最新技術を売り物にする住友重機と契約した。この時、引き渡し日は10年5月31日に設定された。 住友重機の新型設
少し昔を思い出してました。当時いた会社の制作物のデザインは、一時期ほぼすべて巨匠とよばれるベテランデザイナーがやってたのですが、ぼくはPMの立場でわりとぞんざいに扱っていました。 入社した頃はデザインセクションとシステムセクションが半々だったのですが、受注額に年々差が付いて行きいつしか人数比でエンジニア9に対しデザイナー1くらいまで減っていました。 そして経験の浅いPMであるぼくは、デザインの適正価格があまりみつもれず500万のiPhoneアプリ開発だと50万円くらいとか、価格比もそんな割合にしていました。UIデザインを頑張ると開発工数も連動して、あるいは数倍に跳ね上がることを知ってたので、案件が炎上しないようデザインにこだわったアプリを受注することを嫌ったのです。 そして受注した後僕は巨匠にこう言います。 「この案件、予算少ないんで雑なデザインでいいですよ」 しかし、巨匠はきっちり仕事を
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