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ブックマーク / komachi.hatenablog.com (11)

  • 研究の懐事情 How much? - 武蔵野日記

    年度末が近づいてきたので、来年度に向けた準備をしたりする。学生が22人になる予定なので、また少し機材を買い足す必要があるのだが、研究室を運営するのに一体年間いくら必要か? というのはあまり考えたことがない人が多いと思うので、まとめてみる。これを多いと思うか少ないと思うかは人それぞれだろうが、研究の必要経費、というわけである。 まず計算機。情報系なので学生1人あたりノート PC が1台必須で、4年で減価償却として1台15万円で、1年あたり 15 * 20 / 4 = 75万円。 次に国内旅費。東京から大阪まで往復3万円、1泊1万円として、ざっくり出張1回5万円とする(研究会なら1泊、全国大会なら3-4泊で、日全国どこでも開催されるので)。学生1人が年間最低1回全国大会または研究会で発表し、半数は若手の会にも参加するので、1年あたり 5 * 20 * 1.5 = 150万円。また、研究室合宿

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    yto 2015/12/14
  • 数式の理解のための勘どころ - 武蔵野日記

    昨晩は久しぶりに24時近くまで起きていたので、朝起きたら7時。いつもは8-9時に寝ているので、娘の夜泣きがなくても5時くらいに自然と目がさめるのだが……(最近は5時台で明るくなってくるので、起きても眠くならない)。 午前中はメール処理。デスクトップの Google Inbox は、メールの作成ウィンドウの大きさと位置が変更できないところが使いにくい。(画面の小さい)ノート PC に最適化されているのかもしれないが、iMac だと広大な画面があるので広々と作業したいのである。まあ、作成ウィンドウを小さくすることで長文メールを書かせない(書きたくなくなる)ようにして、仕事の効率を上げる、という「親切心」でそうしているような気もするし、メールの送受信のスタイルを変えられない自分の方がオールドタイプなのだろう。 昼から研究会。今日も M2 の3人がそれぞれ自分の取り組んでいる研究について話してくれ

    数式の理解のための勘どころ - 武蔵野日記
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    yto 2015/04/24
  • 取り方を知っても取れない博士号 - 武蔵野日記

    朝には歩けるくらいに回復したのだが、しばらく身体を起こしていると頭痛がする程度には病み上がりなので、職場に電話して有給休暇を使う。在宅で仕事をしようかと思ったのだが、仕事ができるような体調でもなかった……。 娘も今日から保育園に行ってよいと言われていたのだが、まだ動作が緩慢だし、下痢も治っていないので、家で過ごすことになる。親子仲良く家でまったりと過ごす。 そういえば先日「博士号の取り方」を読んだ。[twitter:@ceekz] さんが何回か取り上げていたので興味を持ったのである。 博士号のとり方 学生と指導教官のための実践ハンドブック 作者: エステール M フィリップス,デレック S ピュー,角谷快彦出版社/メーカー: 出版サポート大樹舎発売日: 2010/01/25メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 42回この商品を含むブログ (9件) を見るタイトルからは

    取り方を知っても取れない博士号 - 武蔵野日記
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    yto 2015/03/30
  • 日本語で読める自然言語処理の参考書まとめ - 武蔵野日記

    第5回入力メソッドワークショップのために京都へ。元々はオープンソース界隈の入力メソッド開発者が中心になって年に1回集まる(同窓)会だったのだが、ここ数年は大学で入力メソッドのレイヤーの研究をしている人や実際に MS, Apple, Google 等入力メソッドの開発に関係している人が中心になってきている。入力メソッドを現在開発していなくても、過去に作っていた人もいらっしゃるので、いろいろとおもしろいお話が聞ける。 自分は去年までは奈良・京都からの参加なので近かったが、今年から東京に引っ越したので、朝起きて品川経由で京都まで。7時40分の便だったが、満席でびっくりした。そうか、世の中的には今日が帰省のピークなのか。 米原で雪のため少し遅れたが、10分遅れで京都に着いたら晴れていた。ワークショップ開催まで時間があったので、NAIST の [twitter:@tom_shibata] さんと近鉄

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    yto 2014/01/04
  • 初めての大学院入試 - 武蔵野日記

    朝の8:50に大学に行く用事があったのだが、雨が降っていたのでを職場に送っていたところ、ギリギリになってしまった。 今日は首都大学東京大学院・システムデザイン研究科 (学部のようなもの) の大学院入試の日で、自分の所属する情報通信システム学域 (学科のようなもの) は他の学域が2日間かけて入試を行うのに対し、1日で全部の入試を行う。午前中は数学の筆記試験で、外部の受験者と内部の筆記試験免除 (≒推薦) 制度を使わない学生が筆記試験を受ける。午後の面接は筆記試験免除の学生でも受けないといけないので、全ての学生の面接をすることになり、かなり大掛かりである。 というわけで、昼から順次面接。情報通信は3部屋に分かれての面接で、3部屋並列で行われ、1部屋に教員が3〜4人いて、受験生はどれかの部屋に呼ばれる、という寸法である。自分は今回面接を担当せず、助教の方々2人に混じって受験生をそれぞれの部屋に

    初めての大学院入試 - 武蔵野日記
    yto
    yto 2013/08/08
    > 大学院から来る人も自分の研究室ではウェルカムなので、自然言語処理をやりたいけどいまいる学部に言語処理の研究室がない、でも奈良に行くのはちょっと抵抗感がある、などといった場合、うちも検討してくれるとよ
  • 公立大学准教授の初年度の年俸 - 武蔵野日記

    雷雨との予報だったのでびびっていたが、結局全然雨は降らなかった。 2人で出かける予定だったのだが、車で目的地に到着すると両親が立っていたり……。休みが取れたから来たそうなのだが、そもそも来る前提じゃなかったから、日程の変更があっても伝える気なかったし、スケジュールが変わっていたらどうするつもりだったのだろう。あと、内容的に母は来ない方がよいと思ってあえて声をかけなかったのだが、母も来ていてなんだかとても申し訳ない感じになる (実際、とても退屈していたそぶりである)。 夕方、印鑑を作るために武蔵境駅前に行く。自分は奈良に行く前に銀行印と実印を作った記憶があるのだが、なんで作ったんだっけな? と思い起こすと、ne.jp のドメインを取得するときに印鑑証明が必要なので実印を作り、そのついでに (セットで頼むと若干安かったので) 銀行印も作った、という流れであったのを思い出した。銀行印自体はすぐは

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    yto 2013/06/19
  • 病み上がりにとんまさのジャンボカツ - 武蔵野日記

    研究室に来ると manab-ki くんが「今日はがっつり行きませんか」と誘ってくれたので、みなさんと「がっつり亭」と言うところに行く予定だったのだが、「とんまさ」という(奈良では有名な)がっつり系のお店にみんな行ったことがないそうなので、manab-ki, katsumasa-y, masakazu-i, hayato-g (敬称略)と自分の5人で「とんまさ」に行く。 みんな思い思いに注文するのだが、hayato-g くんが頼んだ「百匁とんかつ」というメニュー、揚げる前にお肉と秤を持ってきて「これでいいですか」とおばちゃんが彼に訊いていたり。いや、「だめです」と言えないし……(百匁は600gらしい) で、これそのまま角煮に使うような肉を揚げるらしく、こんな感じに↓ (厚さが3cmくらいあるので、隠れているけどナイフとフォークがついて来る!) そして manab-ki くんの頼んだチキンカツ

    病み上がりにとんまさのジャンボカツ - 武蔵野日記
    yto
    yto 2009/10/26
    懐かしいね。チキンカツ(大)はよく食べたよ。当然ながら腹持ちはかなりよい!
  • ご冗談でしょう、セルカンさん(業績捏造?) - 武蔵野日記

    今日は(学振特別研究員ということで)申請資格はないが科研費の説明会に出させてもらった。たぶん学振の申請書書いた(そして通した)人からすると、それが最初の外部資金獲得経験になっているので、重複する話が多いとは思うが、通したことない人にとっては役に立つのではないかと思う。自分はいろいろ知っていても、けっこう楽しめた。 その中で大学での不正の話が出ていたのだが、まだ投稿中の論文を掲載予定として書いて COE を返上したり、業績を水増しして懲戒処分になったりという話を聞いていて、やっぱりそれくらい厳しいよねえ、と思った。 というのも、前 Twitter でつぶやいたこともあるが、東京大学工学系研究科建築学専攻助教アニリール・セルカン氏についてのまとめと東大工学系研究科建築学専攻教員 アニリール・セルカン博士の経歴・業績に関わる疑惑の検証を見てもらうと分かるのだが、東大で助教をしているセルカン氏の業

    ご冗談でしょう、セルカンさん(業績捏造?) - 武蔵野日記
  • 統計的機械翻訳の基本文献リスト - 武蔵野日記

    今日は機械翻訳勉強会だったのだが、修士の人も入ってきてくれたので、一度基的な論文からしっかり勉強しましょうか、という感じで原典を読むことに。(上記リンク先に eric-n さんが統計的機械翻訳の基礎的な論文のリストを作ってくれている) 今日は IBM Model 1 で終わり。そういえば M1 で入学したとき、一番初めに論文紹介したのはこの論文だった(入学した当初は機械翻訳の研究をするつもりだったので)。 Statistical Machine Translation 作者: Philipp Koehn出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2009/12/17メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (16件) を見る 2年くらい前から出る出る言っていた統計的機械翻訳のテキストだが、とうとう今年の8月に出る

    統計的機械翻訳の基本文献リスト - 武蔵野日記
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    yto 2009/06/05
    機械翻訳こわい
  • そろそろ tDiary は止めようかと思って - 武蔵野日記

    大学院入る前後からなのだが、1人しか使わないのに日記(ブログ)サービスをレンタルサーバで立ち上げるのは無駄だと思い始め、いつ止めようかなぁと思ってずるずるしていたのだが、2008年7月までかかってようやくこちらに移行することができた。 ただ「移行」とはいうものの、データを連続性のある形で移動するのは面倒だったので、不連続な形で移動したので、前のデータはどうしよう、と思っていたのだった。 今週末いろいろ調べてみたところ、どうも tDiary からは各種フォーマットに移行できるそうで(tdiary2adiary.cgi というスクリプトを使えばはてな形式を経由して Movable Type 形式にできる)、これで万事解決、かと思いきや、自分は数ヶ月を除いたほとんどの期間(5年分)、tDiary は RD スタイル(Ruby で使われるドキュメント形式)で書いていて、これ変換するのが面倒だった。

    そろそろ tDiary は止めようかと思って - 武蔵野日記
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    yto 2009/05/11
    メジャーなものにしたがっておかないと、10年後、20年後になって困るよね。
  • 科学者としてこの先生きのこる方法 - 武蔵野日記

    ポスドク生活について知っておこうかと思い、 科学者として生き残る方法 作者: フェデリコ・ロージ,テューダー・ジョンストン,高橋さきの出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2008/06/05メディア: 単行購入: 10人 クリック: 80回この商品を含むブログ (36件) を見る を読んでみる。こんなページ数(353p)は必要ない内容だと思うが、そこそこいいだと思う。アメリカに(大学院生として、もしくは)ポスドクに行きたい場合とカナダに行きたい場合と、あとヨーロッパに行きたい場合、それぞれプレゼンテーションや履歴書の書き方もかなり違うそうなのだが、そういう違いをこれまで意識したことはなかったので、参考になった。たとえば、北米向けだと自分の独自の仕事をすることをアピールし、かつ自分が優秀であることをこれでもかというくらい言わないといけないようだが、ヨーロッパはもっと慎み深いので、既存

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    yto
    yto 2008/12/01
    きのこる先生
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