【ニューヨーク=中井大助】ニューヨークのブルームバーグ市長は2日、4日に予定されていたニューヨークシティマラソンを中止すると発表した。声明では同市を襲った非常に強力な嵐「サンディ」からの復興作業には影響がないとしつつも、「開催が論争と対立の原因となっているのは明らか」と指摘。市民を統合してきたマラソンを開催すべきではない、との判断に至ったと説明した。 1970年に始まった同マラソンは世界最大の規模で、今年は約4万7500人が参加予定だった。ブルームバーグ氏は2日の昼すぎの会見まで「開催する」と述べていたが、市内で停電がまだ続き、交通網も復旧していない中での開催には、批判も強まっていた。 関連記事〈ロイター〉米小売既存店売上高は+4.7%、サンディは年末商戦に影響薄か(11/2)〈ロイター〉米GDP、「サンディ」の影響受ける恐れ=アトランタ連銀総裁(11/2)〈ロイター〉米新規失業保険申請