サイバーエージェントが4月27日発表した2017年9月期第2四半期累計(16年10月~17年3月)の連結決算は、広告事業とゲーム事業が好調で、売上高は前年同期から21.0%増の1798億円と過去最高だった。一方営業利益は、「AbemaTV」への積極投資により41.0%減の143億円だった。 「2017年度はAbemaTV投資の年。200億円を投資する」と宣言しているサイバーエージェント。「順調な四半期だった」と藤田晋社長は振り返る。既存事業は好調で、AbemaTVを除いて調整すると、営業利益は実質増益だという。AbemaTVへの投資を、既存事業が支えた形だ。 藤田社長が「しっかりした稼ぎ頭になった」と語るインターネット広告事業は、売上高1013億5000万円(20.0%増)、営業利益100億4000万円(26.2%増)。スマートフォン向けの広告比率は76%と非常に大きく、中でも動画広告やイ