ネット印刷の仲介サービス「ラクスル」を運営するラクスル。2018年に株式上場し、順調に規模拡大を続けてきた。しかし株価は冴えず、今年8月には社長交代を実施。創業者からバトンタッチした新社長は金融分野の経験が長く、M&Aによる成長を目指す。そして「第2の創業者」となるべく、ハイリスクハイリターンな異例の報酬体系が設けられた。 上場6年目のベンチャーが、創業来の転機を迎えている。ネット印刷の仲介サービス「ラクスル」を運営するラクスル。伝統的な印刷業界の仕組みを効率化すべく、2009年の会社設立から事業展開を進めてきた。 売上高は上場時の2018年7月期の111億円から、今2024年7月期は500億円水準まで拡大。営業利益も9300万円の黒字から、今期は営業益20.8億~22.8億円を見込むなど、順調に事業拡大を続けてきた。まさにベンチャーから、中堅企業へ変貌を遂げたと言える。 ところが株価は冴
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