在日米軍に対する特別待遇を定め、さまざまな問題を生む元凶ともされる日米地位協定。見直しを求める声が広がっています。
2019年12月18日、伊藤詩織さんが「勝訴」という紙を掲げた写真を見た瞬間、胸が熱くなった。 山口敬之(のりゆき)元TBS記者による性行為の強要をめぐる裁判で、東京地方裁判所は山口氏の「不法行為」を認定し、損害賠償金330万円の支払いを命じたのだ。彼女が顔を出して記者会見をしてから実に2年半。その間、筆舌に尽くしがたいセカンドレイプや誹謗中傷に晒された。 判決が告げられた後、19年4月には裁判での尋問を前に自殺未遂をしていたことも告白した。が、勝訴という結果を手に入れたのだ。 復讐したいわけではない、司法がちゃんと機能しているか、それを確認したい――そんな詩織さんの思いは果たされた。しかし、山口氏は判決を受けてすぐに控訴した。 そんな判決が出る少し前、性被害についてある声明が出された。それはドキュメンタリー映画『童貞。をプロデュース』(チップトップ製作、SPOTTED PRODUCTIO
作家・演出家の鴻上尚史氏が、あなたのお悩みにおこたえします! 夫婦、家族、職場、学校、恋愛、友人、親戚、社会人サークル、孤独……。皆さまのお悩みをぜひ、ご投稿ください(https://publications.asahi.com/kokami/)。採用された方には、本連載にて鴻上尚史氏が心底真剣に、そしてポジティブにおこたえします(撮影/写真部・小山幸佑) 写真は本文とは関係ありません(※イメージ写真/iStock) 鴻上尚史の人生相談。「息子がいじめる側にいる」ことがLINEで判明したという45歳の父親。妻は「スルーしよう」と言うが、対処法がわからないと悩む相談者に鴻上尚史がおくる魂の回答。 【相談54】息子がいじめる側にいたことがわかりました(45歳 男性 ハチロー) 鴻上さんの連載、いつも楽しみに読み、人生の指針にしています。 最近私にも深刻な悩みができてしまいました。中2の息子がク
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 大学生男子が朝起きたら美少女……ではなかった漫画『朝起きたらブスだった』(著・お肉おいしい)。それまでブスを馬鹿にしてきた彼が実際に女子になって、かわいくなるための苦労に気づいていく物語が、男子の知らない“ハードモード”な世界を教えてくれます。 朝起きたら女の子になっていたけど…… 朝起きたら女の子に しかし美少女ではなく、顔はそのままの「ブス」だった男子のお話……! 「何でうちの学校の女子ブスばっかなんだろ」と“童貞特有の理想の高さ”をみせる主人公・青葉光。それに腹を立てたお姉さんに黒魔術で女になる呪いをかけられます。女子として1日過ごしてみるよう提案された彼は、すっぴん&メガネのままノリノリで大学に行きますが……? 意気揚々と“おめかし”して出掛けますが……? なにこれ辛い その結果は、周囲にじろじろ見られ、ウェイ系男子に罰ゲー
テレビ朝日の朝8時からのワイドショー「羽鳥慎一 モーニングショー(以下、モーニングショー)」。政治や経済、スポーツ、芸能など幅広い情報を扱いつつ、時には政権への批判も辞さないなど、エッジの利いた一面でも知られています。 そのモーニングショーで1月13日に放送された「独自の取材・切り口 ショーアップ」(以下、ショーアップ)というコーナーでの「『女性専用車両』乗らない女性 増加のワケ」が、Twitter上で話題に。多くの批判が寄せられ、中には番組に問い合わせたという人や、BPOに意見を送ったという人もいました。内容を振り返ります。 羽鳥慎一モーニングショー(テレビ朝日ホームページより) 女性専用車両で女たちがバトル? 特集コーナーは「女性専用車両は戦場と化している」「女性専用車両で起きている女たちのバトルに迫ります」という前振りでスタート。序盤はネット上での「隣の女性専用車両に行けばいいのに、
by Sharon McCutcheon Follow Message 「使用用途を制限せずに毎月5万4000円を生活に困窮する人々に与えたら何が起こるのか?」という実験が、アメリカ・カリフォルニア州のストックトンという街で行われています。「自由に使える現金を与えたら仕事をやめる人が生まれて経済が影響を受ける」という批判に対し、実験の結果、予想外のことが示されたとのことです。 This town is giving families $500 a month. The results are remarkable | Natalie Foster | Opinion | The Guardian https://www.theguardian.com/commentisfree/2019/dec/10/town-gives-families-500-dollars-month-result
アメリカ版『コスモポリタン』誌と非営利の調査報道機関『タイプ・インベスティゲーションズ(Type Investigations)』との1年にわたる共同調査で明らかにされた、アーミッシュの近親相姦とレイプ、性的虐待の戦慄の文化とは――。 Photos: Getty Images From COSMOPOLITAN ※アーミッシュとは、アメリカやカナダの一部で自給自足の生活を送るドイツ系移民のキリスト教の一派のこと。宗教的理念に基づき、米国へ移民してきた当時のままの生活様式を送っている。 セイディ*の記憶は、断片的だ――真夜中、ベッドがきしむ音が聞こえる。兄弟のひとりが、部屋に忍び込んできたのだ。マットレスの端まで体を引っ張られ、下着を剥ぎ取られる。兄弟は片足を床の上に残したまま、体を覆いかぶせてくる。 夕暮れ時、豚小屋でエサをやり終えると、別の兄弟が掴みかかってきた。引き裂かれたドレス、エプ
2020年1月8日に東京地検で行われた國母和宏氏の公判での発言について、ワイドショーやスポーツ紙がにぎやかに伝えている。 國母氏は2018年に、大麻加工品である「ワックス」57gを国際郵便で米国カリフォルニア州から知人宅へ送ったことで逮捕された。 公判当日の東京地裁には、傍聴を希望した人たちが150名以上も訪れていた。たった12枚の傍聴券であったが、運よく手にすることが出来た。 厳重なボディーチェックを受け、メモ帳とペンだけを持って傍聴席に臨む。 テレビカメラや多くのジャーナリストとともに、傍聴席に着席して開廷をまつ。 冒頭の証拠調べでは、丸井英弘弁護人が提出した証拠の、一部を除いてほとんどが提出を同意された。その中には、「大麻入門」などの拙著もあった。最後の嘆願署名だけは提出は不同意だったが、閲覧は認められた。そこにはオリンピックメダリストや世界のトップアスリート、スポーツ業界のリーダー
「アルコールは、むしろ違法薬物よりも健康や社会に対する害をもたらすことがある」と話す、投稿主の国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部長、薬物依存症センターセンター長である松本俊彦さんにインタビューしました。 薬物をやめた後の代わりにも飲まれているーーなぜあの投稿を? 患者さんがよく飲むんですよ。違法薬物をやめた後の渇望を紛らわせようとして、ストロング系を飲む。もともとお酒を飲む習慣がある人なわけですが、ストロング系を飲んだ時だけ変な酔っ払い方をして、トラブルを起こす。 それがずっと気になっていたのです。本人たちも、「やっぱりストロング系はヤバいですよね」と気づいている。 お酒の味があまりせず、ジュースのような口当たりなので、女性や若年者がよく飲みます。 今の若い子たちってビールが嫌いな人が多いじゃないですか。だったら飲まなければいいのに、これなら飲む。 お酒を楽しむため
服役中の20~30代の男性受刑者約500人への調査で、約半数に家庭内で暴力を受ける被虐待経験があったとの結果を、千葉大などの研究グループがまとめた。児童虐待と犯罪の関連に着目した大規模調査は国内初という。犯罪の背景に少なからず幼少時の虐待経験があることが示唆されるデータだ。【山寺香】 千葉大の羽間(はざま)京子教授(非行・犯罪心理学)らが2017年5~10月、関東地方の刑務所に収容されている男性受刑者580人に質問票を渡し、498人から回答を得た。虐待を受けた経験があると答えたのは243人(48・8%)。複数回答で、たたかれるなどの身体的虐待を34・1%▽暴言を浴びるなどの心理的虐待を31・3%▽ネグレクト(養育放棄)を15・1%▽性的虐待を3%――が挙げた。 法務省法務総合研究所が02年に一般の人1万5000人に実施した調査では、18歳までに家族からの被虐待体験があったのは21・7%。今
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