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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (371)

  • 「山本太郎を操っている?」斎藤まさしに全て聞いた

    <日政界の異端児・山太郎との出会い、その評価、れいわ新選組の政策の出元、命を狙われる危険性、野党共闘の可能性......。山の「ブレーン」と噂される男が饒舌に語った> 菅直人の衆議院議員初当選(1980年)の選挙を手伝い、以来40年間、数々の選挙に関わってきた市民運動家で選挙ボランティアの齋藤まさし。2009年の民主党による政権交代にも関わり、れいわ新選組代表の山太郎の初当選をお膳立てしたのも彼だ(2015年の静岡市長選で公職選挙法違反で有罪となり、現在は公民権停止中の立場)。 ネット上では「極左の活動家」と言われ、山太郎と彼との関係を不安視する声もあるが、6年間、山を近くで見てきたのが斎藤であることは確かだ。山人は、「年に2~3回はお茶を飲んだり、意見交換する。でも選挙に関わる話を具体的に指示してもらうことはない」と言っている。 11月5日号の特集「山太郎現象」では、山

    「山本太郎を操っている?」斎藤まさしに全て聞いた
  • 意識がある? 培養された「ミニ脳」はすでに倫理の境界線を超えた 科学者が警告

    <ヒトの多能性幹細胞から作製する豆粒大の人工脳「脳オルガノイド」は、現代の神経科学で最も注目されている分野のひとつだ......> 幹細胞を使ってヒトの器官の小さな三次元モデルを生成する技術は、この10年ほどで大幅に進歩した。とりわけ、ヒトの多能性幹細胞から作製する豆粒大の人工脳「脳オルガノイド」は、現代の神経科学で最も注目されている分野のひとつだ。 医学を一変させる可能性、しかし倫理上の懸念も 米ハーバード大学の研究チームが2017年に発表した研究論文では、「脳オルガノイドが大脳皮質ニューロンや網膜細胞などの様々な組織を発達させる」ことが示され、2018年4月にはソーク研究所の研究チームがヒトの脳オルガノイドをマウスの脳に移植したところ、機能的なシナプス結合が認められた。 また、カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは2019年8月、「脳オルカノイドからヒトの未熟児と類似した脳波を

    意識がある? 培養された「ミニ脳」はすでに倫理の境界線を超えた 科学者が警告
  • 『ジョーカー』怒りを正当化する時代に怒りを描く危うい映画

    ジョーカーを演じた主演のフェニックスは大幅に体重を落として役に臨んだ ©2019 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED TM & ©DC COMICS <バットマンの敵役ジョーカーの原点を描き、その疎外感に共感を寄せる『ジョーカー』。トランプ時代の空気を映し出している作品だが> 『ジョーカー』の舞台は1981年の腐臭漂うニューヨーク(※)ゴッサム・シティ。映画の冒頭近くで、主人公アーサー・フレックは道化師姿で看板持ちの仕事をしていたとき、中南米系とおぼしきギャングたちに嘲笑され、暴行を受ける。 ※映画の舞台を誤って「ニューヨーク」と記載していました。お詫びして訂正します。(2019年10月7日11時20分) 白人が不当に迫害されているという描かれ方は、近頃では珍しくない。これは、ドナルド・トランプ米大統領が巧みに利用してきたストーリーでもある。 『ジョ

    『ジョーカー』怒りを正当化する時代に怒りを描く危うい映画
  • 一線を超えた香港デモ──「優秀な人材が潰されるシステム」はどこへ行く

    香港警官がデモ参加者を撃って重傷を負わせたことを非難するイラストを掲げるデモ参加者(10月2日、被害者の通う荃湾公立何傳耀紀念中学にて) Susana Vera-REUTERS ・香港では抗議デモに参加する若者が多いだけでなく、とりわけ高学歴の若者ほど海外移住を目指す者も多く、両者は社会のあり方を拒絶する点で共通する ・一方で、香港政府の責任者、林鄭月娥長官は優秀な公務員だが、騒乱の責任の大部分を負うはずのボスから権限を与えられないまま、対応することを求められている ・香港デモの当事者である両者の姿は、優秀な人材が潰されるシステムの弊害を浮き彫りにする デモに参加していた18歳の若者が警官の発砲を受けたことで、香港デモは新たな局面を迎えた。エスカレートする騒乱は中国による統治がかかえる根的な問題を図らずも浮き彫りにしたといえる。それは優秀な人材が潰されるシステムである。 優秀な若者ほど海

    一線を超えた香港デモ──「優秀な人材が潰されるシステム」はどこへ行く
  • 「OK」のサインは白人至上主義のシンボルになったので、一般の方はご注意下さい

    トランプがこのサインをよく使うのも、白人至上主義者に広がった理由 Mohammed Ameen-REUTERS <3指を立てた格好が「WP(ホワイトパワー)」の文字に見えるからと白人至上主義者の間で人気になったというが、そのうちピースサインも使えなくなる?> 反差別を掲げるユダヤ系団体、名誉毀損防止連盟(ADL)は、親指と人差し指で輪をつくる「OK」のサインを「ヘイト(憎悪)のシンボル」としてデータベースに追加した。 ほかにも、動画と差別的なスピーチを組み合わせたミーム「ムーンマン」(2ページ目に動画)や、2015年にサウスカロライナ州の教会で乱射事件を起こした白人至上主義者ディラン・ルーフ死刑囚のボウルカット(おかっぱ頭)(2ページ目に写真)などが同データベースに追加登録された。 このデータベース「ヘイト・オン・ディスプレイ」には、極右や白人至上主義者が使う画像やスローガン、シンボルが

    「OK」のサインは白人至上主義のシンボルになったので、一般の方はご注意下さい
  • 電磁波ヘッドギア、わずか2か月でアルツハイマー病の認知機能低下が改善

    専用ヘッドギアによる電磁気療法で、アルツハイマー病患者の認知パフォーマンスが向上 NEUROEM THERAPEUTICS, INC. <アメリカの研究者が独自の専用ヘッドギアを用いた経頭蓋電磁気療法の臨床実験において、アルツハイマー病患者の認知パフォーマンスが向上したことが明らかに......> 米南フロリダ大学で教授を務めた経験を持つゲイリー・アレンダッシュ博士は、米アリゾナ州フェニックスで医療機器会社「ニューロEM・セラピューティックス」を創設し、アルツハイマー病などの神経変性疾患に対する新たな治療法として経頭蓋電磁気療法(TEMT)の研究開発に取り組んできた。 「ニューロEM・セラピューティックス」は、2019年9月17日、独自の専用ヘッドギア「メモルEMTM」を用いた経頭蓋電磁気療法の臨床実験において、アルツハイマー病患者の認知パフォーマンスが向上したことを明らかにした。 一連の

    電磁波ヘッドギア、わずか2か月でアルツハイマー病の認知機能低下が改善
    yuiseki
    yuiseki 2019/09/27
    すごい!!!
  • 経団連が雇用保険を使った「氷河期世代」救済に反対する理由

    <ロスジェネの雇用対策に冷淡で、期待もしていないと言わんばかりの政策提言は二重の意味で残念> 経団連の政策提言というのは意味不明なものが多く、9月17日に発表された最新の「Society 5.0時代の東京(デジタル革新を通じた国際競争力の強化)」というのもちっとも理解できませんでした。 東京が都市として、OSS(オープンソースソフトウェア)とかオープンプラットフォームを作れというのですが、別に東京にある会社がクラウドとかクラウド内のOSSを物理的に東京に持つ意味はないし、そもそも東京にある会社がシステム環境を統一することのメリットもないからです。 ですが、この提言と同時に発表された「雇用保険制度見直しに関する提言」というのは珍しく意味がよく分かる内容でした。要点は2つ、 (1)政府が掲げる「就職氷河期世代」対策に、使用者が負担する「雇用保険2事業」の保険料の財源を使うのは慎重であるべき。(

    経団連が雇用保険を使った「氷河期世代」救済に反対する理由
  • 数千億円かけたサウジ防空システムに欠陥 わずか数万円のドローン攻撃に無防備

    サウジアラビアは、高高度からの攻撃を抑止するため、数十億ドルを費やして西側から最新鋭の防空システムを購入してきた。写真は被害を受けたアブカイクの石油施設。米政府15日提供(2019年 ロイター/DigitalGlobe) サウジアラビアは、高高度からの攻撃を抑止するため、数十億ドルを費やして西側から最新鋭の防空システムを購入してきた。だが、同国の巨大な石油産業の施設が大打撃を受け、安価な小型無人機ドローンや巡航ミサイルによる攻撃からの防御には、全く役立たないことが、図らずも証明されてしまった。 14日の攻撃で、サウジの原油生産量は約半分に落ち込んだ。隣国・イエメンとの4年半に及ぶ戦争で何度も重要資産が攻撃を受けながら、同国が適切な防衛態勢を整えていない実態を露呈した。 サウジと米国は、恐らく今回の攻撃の背後には、イランがいるとの見方をしている。ある米政府高官は17日、攻撃の起点はイラン南西

    数千億円かけたサウジ防空システムに欠陥 わずか数万円のドローン攻撃に無防備
  • 脳の快感を呼ぶASMR(自律感覚絶頂反応)って何?

    心地よさは、さまざまな感覚を通して引き起こされる PHOTO ILLUSTRATION BY C.J. BURTON <ささやくような声や音で心地よくなり、眠くなる――この現象が今、注目を浴びて研究やビジネスにつながり始めた> もじゃもじゃ頭の男がキャンバスに向かい、「この木は小さいけどハッピーで......」などと低い声でつぶやきながら絵筆を動かしていく。それだけのテレビ番組に、中学時代のクレイグ・リチャード(48)は夢中になった。1983年にPBS(公共テレビ放送網)で始まった『ボブの絵画教室』だ。リチャードは学校から帰るとテレビの前に座り、画家ボブ・ロスの筆さばきに見入り、つぶやきに聴き入ったという。「催眠術みたいな感じで、心が安らいだ。そして必ず番組の途中で眠りに落ちた」 見ているだけで、頭や上半身にひどく心地よい、ぞくぞくするような感覚が訪れたとリチャードは言う。似たような感覚は

    脳の快感を呼ぶASMR(自律感覚絶頂反応)って何?
  • 中国の研究チームが歯のエナメル質を修復することに世界で初めて成功

    中国の浙江大学の研究チームによって、歯のエナメル質を修復できるジェル状の素材が世界で初めて開発された......> 国際歯科連盟(FDI)によると、未治療の虫歯がある人は世界で39億人と、世界人口の44%を占めている。歯冠を覆うエナメル質は、体内で最も硬い組織だが、自己修復力はなく、複雑な構造ゆえ、人工的に複製できないものだと考えられてきた。 現在、虫歯の治療では、レジンやセラミック、アマルガムといった素材で代替するのが一般的だ。しかしこのほど、歯のエナメル質を修復できるジェル状の素材が世界で初めて開発された。 48時間で、厚さ2.5マイクロメートルのエナメル層を修復 中国の浙江大学の唐睿康教授らの研究チームは、独自に開発したジェル状の素材によって、虫歯で損傷したエナメル質を48時間以内に修復させることに成功した。一連の研究成果をまとめた研究論文は、2019年8月30日、学術雑誌「サイエ

    中国の研究チームが歯のエナメル質を修復することに世界で初めて成功
  • 悲報...「努力は才能に勝る」は嘘だった

    毎日、懸命に努力している人には悲しいお知らせ...... Thomas_EyeDesign -iStock <米大学の研究者が意図的な練習を1万時間行えば当に一流になれるのか?を検証した......> 一流の人は1万時間の練習を積んでいる 「努力は才能に勝る」という言い習わしがある。これを信じて毎日、懸命に努力している人には悲しいお知らせだ。米オハイオ州にあるケース・ウェスタン・リザーブ大学の心理学者がこのほど行った調査で、「一流になるにはただ長時間練習すればいいわけではない」との結論が導き出された。結果は、英国王立協会のオンライン科学誌ロイヤル・ソサエティ・オープン・サイエンスに掲載されている。 この調査を行ったのは、ケース・ウェスタン・リザーブ大学のブルック・マクナマラ准教授とメガ・マイトラ氏だ。1993年に米フロリダ州立大学の心理学者エリクソン氏らが発表した、バイオリニストの実力と

    悲報...「努力は才能に勝る」は嘘だった
  • フリーランスの収入で「普通」の生活ができる人はどれだけいるのか

    <低所得、長時間労働に陥りがちなフリーランスの半数近くの収入は時給換算750円未満で、最低賃金にも届かない> フリーランスという働き方が注目されている。個人で仕事を請け負い、自身の専門知識や技術を活かして生計を立てている人たちだ。フリーは「自由」、ランスは「槍(やり)」を意味し、中世ヨーロッパで様々な君主に仕えていた「自由兵」が語源とされる。 労働者からすれば自由な働き方ができ、企業からすれば高度なスキルを柔軟な形で利用できるメリットがある。これから先、フリーランスはますます増えてくるだろう。ITの普及によって、需要と供給を結び付けることも容易になっている。 気になるのはフリーランスの収入だ。普通の暮らしに足る収入を得られているのか。総務省の『就業構造基調査』では、就業者の従業地位別の年間所得分布が出ている。フリーランスは「雇人のない業主」に相当する。 フリーランスと言うと、若いライター

    フリーランスの収入で「普通」の生活ができる人はどれだけいるのか
  • 「鶏肉を洗わないで」米農務省が警告 その理由は?

    <米品安全検査局によって、調理前の鶏肉を洗う習慣に関する調査が行われた。家庭では珍しくない行動だが、米政府はなぜこの習慣を問題にしているのだろうか?> 「生の鶏肉を洗うな」という警告は米欧では一般的だが、わかりにくいし意味が伝わりにくい。2019年8月、米農務省(USDA)は「事前に鶏肉の調理と品衛生に関する情報を受け取ったことがない場合、61パーセントの人は鶏肉を洗ってから調理する」という調査報告を発表した。 多くの人が「家族がいつもそうしていたから」「ヌルヌルや血合いが取れる」といった理由で鶏肉を洗っている。家庭では珍しくない行動だが、米政府はなぜこの習慣を問題にしているのだろうか? 調理前の鶏肉を洗う習慣に関する調査が行われた 調理前の鶏肉を洗う習慣に関する調査は、USDA内の米品安全検査局(FSIS)による品衛生と消費者行動に関する2019年版報告書で明らかになったものだ。

    「鶏肉を洗わないで」米農務省が警告 その理由は?
  • 猫の利き手は性別で決まる? 利き手を探る調査で判明

    どちらの前足を多く使うか これまで、愛の「利き手」について考えたことはあるだろうか? 人間の場合は90%が右利きとされているが、の利き手を研究した大学の研究者によると、利き手の違いを作る最大の要因は、性別のようだ。アイルランドにあるクイーンズ大学のデボラ・ウェルズ博士のチームが研究し、学術誌「アニマル・ビヘイバー」に掲載した。 ウェルズ博士のチームは、44匹のネコ(オス24匹、メス20匹)を使って、利き手について研究した。博士によると、これまでもタスクを与えて調べたデータは存在したが、が自然な状態で行動する様子を調べたデータはなかった。そこで、自然な状況でのデータ収集と、タスクを与えてのテストを行うことにした。 データ収集もタスクを与えてのテストも共に、の自宅で行われた。自然な行動のデータ収集は、が自宅にいて取る行動を、飼い主が3カ月にわたって観察して記録する、という方法が取られ

    猫の利き手は性別で決まる? 利き手を探る調査で判明
    yuiseki
    yuiseki 2019/08/29
  • ドイツに存在する「架空都市」の非存在を証明せよ⁉

    ジョークのおかげで、特徴がないという特徴を手に入れたビーレフェルト WALDEMAR MILZ/ISTOCKPHOTO <首相や市長も認める「架空の都市」ビーレフェルト、その存在を国民に信じ込ませる組織があるという陰謀論まで蔓延している> ビーレフェルトという都市は実在しない──その決定的な証拠を最初に提示した者に110万ドルを与える。こう発表したのはドイツ西部に位置するビーレフェルト市自身だ。 この発表を理解するには、ドイツではおなじみの同市に関するジョークを知る必要がある。ここは観光名所も地域的な特色もない地味な町。それもあって、当はこんな都市は存在してない、と言われているのだ。 発端はアヒム・ヘルトという大学生による、1993年のネット上の書き込みだ。彼はビーレフェルトから来たという人物に会ったとき、「信じられない」という意味の慣用句を言ったという。だがこの慣用句は、文言をそのまま

    ドイツに存在する「架空都市」の非存在を証明せよ⁉
  • 「レッドブルを飲んだのに翼が生えない」あなた、代わりに10ドル授けます

    RED BULL PAYING OUT TO CUSTOMERS WHO THOUGHT ENERGY DRINK WOULD ACTUALLY GIVE THEM WINGS <CMでは翼が生えてきているのに実際には生えてこないじゃないか、と憤る人たちに補償金10ドルを支払うと発表したレッドブル(ただしカナダに限る)> 「レッドブル、翼を授ける」のCMで知られるレッドブル。このエナジードリンクを飲めば当に翼が生えてくると信じていた消費者たちは、虚偽広告だとして集団訴訟を起こした。これに対し、オーストリアの親会社Red Bull GmbH社は総額85万カナダドル(約64万ドル)和解金を支払うと発表した。 16年にこの訴訟を起こしたカナダ人のマイケル・アッターは、レッドブルは製品の効能について誤った情報をうたっていると主張。レッドブルのウェブサイトには、飲んだ人の活力や能力を向上させること

    「レッドブルを飲んだのに翼が生えない」あなた、代わりに10ドル授けます
  • 日本人が知らない監視社会のプラス面──『幸福な監視国家・中国』著者に聞く

    中国の監視社会化に関するネガティブな報道が相次いでいるが、「ミスリード」であり「誤解」だと、梶谷懐と高口康太は言う。「幸福な監視国家」は「中国だけの話ではなく、私たちの未来」とは、一体どういう意味か> 100万人超を収容していると伝えられる新疆ウイグル自治区の再教育キャンプ、街中に張り巡らされた監視カメラ網、政府批判の書き込みが消され風刺漫画家が逮捕されるネット検閲、さらにはデジタル技術を生かした「社会信用システム」の構築など、中国の監視社会化に関するニュースが次々と報じられている。 ジョージ・オーウェルのディストピア小説『一九八四年』さながらの状況に思えるが、かの国はいったい何を目指しているのか。このたび新刊『幸福な監視国家・中国』(NHK出版新書)を共著で出版した梶谷懐(神戸大学大学院経済学研究科教授、専門は中国経済)、高口康太(ジャーナリスト)に聞いた。 ――中国の監視社会化に関す

    日本人が知らない監視社会のプラス面──『幸福な監視国家・中国』著者に聞く
  • 「ISIS憎し」のイラク政府が即決裁判で大量死刑宣告

    昨年6月、モスルで奪ったISISの旗を掲げるイラク軍兵士 Alkis Konstantinidis-REUTERS <テロ組織に少しでも関わればコックも医師も死刑に――執行も迅速化させるイラクに懸念の声が高まる> 4年以上にわたるテロとの戦いで、拘束者が増え続けているイラク。何千人もの被告を裁くため司法の負担が膨れ上がるのに伴い、人数を減らす試みも進んでいる――処刑だ。 イラクは13年以降、テロ組織ISIS(自称イスラム国)やその他の過激派組織とつながりがあるなどとして、3130人の拘束者に死刑判決を下した。18年1月までのイラク全土の収監者2万7849人の集計を基にしたAP通信の分析によると、少なくとも1万9000人がテロ関連容疑で拘束されているという(集計データは匿名の政府関係者から入手)。 死刑判決を受けた者の中には、ISIS指導者アブ・バクル・アル・バグダディの姉妹や外国人戦闘員ら

    「ISIS憎し」のイラク政府が即決裁判で大量死刑宣告
    yuiseki
    yuiseki 2019/08/16
  • デーブ・スペクター「吉本」「日本の芸能事務所」「テレビ局との癒着」を全て語る

    <吉興業が揺れているが、これは吉だけの問題ではない。日米の芸能事務所の違いにも詳しいデーブ・スペクターに独占インタビューした。「日テレビが面白くないのは、素人が多過ぎるから」そして「今は、日の芸能界を変える最後のチャンス」> 日最強のお笑い系芸能事務所である吉興業が揺れている。「闇営業」問題をメディアで報じられ、会社から沈黙を命じられた芸人の宮迫博之と田村亮が先週、突然反論の記者会見を実施。会社上層部から圧力の存在を明かした。 問題は闇営業を超え、社長の発言から垣間見える芸人へのパワハラや所属事務所側の「搾取」、契約書の不在など拡散している。これは吉興業、あるいは日の芸能界特有の問題なのか。日社会全体の問題ではないのか。 米ABCテレビの元プロデューサーで、子役としてアメリカで活躍した経験も持つタレントのデーブ・スペクターに誌・小暮聡子が聞いた。 ――今、吉興業とい

    デーブ・スペクター「吉本」「日本の芸能事務所」「テレビ局との癒着」を全て語る
  • 10万匹つめたスーツケースはロンドンから中国そして日本へ 広がるウナギの違法密売取引

    7月9日、絶滅が危惧されているウナギの稚魚が、欧州で違法に取り引きされている。スーツケースに大量の稚魚をつめて密売するケースも見受けられる(2019年 ロイター) 英国の河川を泳いでいる稚魚のシラスウナギは、不透明な違法取引の中心にいる。非常に需要の高いヨーロッパウナギに成長する。 取引はフランスとスペインに集中する一方で、英国の密輸業者も合法的な市場の価格を大きく上回る額を提示している。 ウナギの保護団体「サステイナブル・イール・グループ」のアンドリュー・カー氏は、「最大10万匹のシラスウナギをスーツケースに入れられる。1匹1ユーロ(約122円)とすれば、スーツケース1つで約1220万円になる。そして到着先の中国で育て、1年後には約1億2200万円相当になる」と説明した。 毎年、何億匹ものこれらのウナギは欧州の河川に移動する。この数は多いように思われるが、減少により絶滅が危惧されている。

    10万匹つめたスーツケースはロンドンから中国そして日本へ 広がるウナギの違法密売取引