【カイロ=蜘手美鶴】ロシアがウクライナ周辺に軍部隊を集結させている問題で、トルコのエルドアン大統領は3日、ウクライナの首都キエフでゼレンスキー大統領と会談した。外交的解決を目指し協力していくことを確認し、ロシアとウクライナを仲介する意向を示した。AFP通信などが伝えた。 エルドアン氏は会談後の会見で、「トルコは紛争の火種を消すため義務を果たす用意がある。問題は外交的手段や対話を通じて解決するべきだ」と強調。ゼレンスキー氏も「平和と安定は地域にとって重要で、エルドアン氏の仲介に感謝する」と述べた。 両首脳は地域の安全保障や経済協力などについて話し合い、両国の経済促進のための自由貿易協定に署名した。トルコはウクライナとロシア両国と経済や軍事面での関係が深く、エルドアン氏はトルコでロシアのプーチン大統領とゼレンスキー氏の首脳会談を開催することを提案している。エルドアン氏は報道陣に対し、4日の