昔「アクメツ」という漫画がありましてなあ。ざっとあらすじを言うと、自分が大量のクローン人間の一人だということがわかっちゃった主人公がその死ぬのに躊躇しなくて良い特性を利用して不正はびこる与党の政治家に暴力で言うことをきかせて世の中を正す、という身も蓋もない話なんですが(まあ言ってみれば創竜伝もその類だわな)。 現代の民主主義政治の大きな課題というか、一つの目標は、国民に「こりゃもう暴力で解決するしかないな」って思わせないことだと思うんですよね。不正に開き直るのも、世の中のほうがおかしいとなればある程度はしょうがない、と言い訳をしつつ活動している政治家の方もいらっしゃるとは思いますがね、でもそれはあなたのお仕事のやり方としてはおかしいですよって話で。とはいえ、社会において「容認されている悪いこと」を変革していくことは容易ではないし、冒頭上げたような「その力がある人間を脅しあげて解決する」こと