自民、国民と「部分連合」検討 所得・ガソリン減税焦点 時事通信 政治部2024年10月29日20時30分配信 首相官邸に入る石破茂首相=29日午前、東京・永田町 石破茂首相(自民党総裁)は、与党が過半数を失った衆院選の結果を受け、国民民主党に対して政策ごとに連携する「部分連合」を呼び掛ける方向で検討に入った。所得税の負担が生じる「103万円の壁」見直しや、ガソリン税の暫定税率廃止など、国民民主の主張を受け入れられるかが焦点だ。 所得・ガソリン減税を要求 国民代表、連立参加は否定 政権幹部は29日、部分連合について「国民民主が第一候補だ。政策が似ている」と指摘。首相が策定を指示した総合経済対策に、国民民主の主張を取り込むことも「可能性はある」と語った。 首相は28日に公明党の石井啓一代表と会談した際、「親和性の高いところと組む」と伝えた。自民は既に、国民民主の意向を探るため、幹事長間で接触。