パレスチナ分割案/パレスチナ分割決議 1947年11月、国連総会で決議されたパレスチナをアラブ人とユダヤ人の居住地にしたがって分割する案。ユダヤ人は受諾してイスラエルを建国したが、アラブ人は不満であったため翌48年、パレスチナ戦争が勃発する。 第一次世界大戦後、イギリスの委任統治とされたパレスチナでは、移住したユダヤ人と先住のパレスチナ人との間の激しい衝突が相次ぎ、時にはイギリスの機関もテロの標的となっていた。このパレスチナ問題に手を焼いたイギリスは第二次世界大戦後、アトリー労働党内閣はついにパレスチナ放棄を決意し、成立したばかりの国際連合に「丸投げ」することとした。 国連、ユダヤ人とパレスチナ人の二国家建国を勧告 国際連合はパレスチナ問題の解決をめざし、勧告案を作成、1947年11月29日の総会にかけた。国連勧告案は、パレスチナを分割して、ユダヤ人とパレスチナ人の二つの国家を建設し、聖地