豪州南部の砂漠で回収されたはやぶさ2のカプセル。人類が初めて手にする小惑星内部の物質が入っていると期待される(写真:JAXA提供) 「はやぶさ2」が、小惑星リュウグウ内部の物質を持ち帰る計画を見事成功させた。初代とは違い順調な行程にみえたが、裏では計画遂行をめぐる激論があった。AERA 2020年12月21日号では、「はやぶさ2」のミッション成功の裏側に迫った。 【はやぶさ2のイメージ図はこちら】 * * * 6日午前2時28分(日本時間)、オーストラリアの夜空に明るい尾を引く一筋の光が走った。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設がある相模原市では、深夜にもかかわらず集まった約500人の市民が食い入るように映像を見つめ、声を上げた。 「おおーっ」「おかえり!」 光の主は、探査機「はやぶさ2」が持ち帰った、小惑星「リュウグウ」の砂が入っているとみられるカプセルだ。JAXAは同日、豪南部
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