2022年3月10日発売の週刊文春に掲載の、俳優・映画監督である榊英雄氏による一連の性加害について、一般社団法人Japanese Film Projectは断じて許すべきでない卑劣な行為であるということをここに発言し、強く非難します。 まず、被害に遭われた方々、ならびに日本中の数多くの性被害サバイバーの方々が、この事実の露呈により再び大きく傷つき、苦しまれていることに心を寄せ、二次加害や心ない言葉から守られることを切に願っています。 氏が謝罪として発言した「映画に罪はございません」。これは彼が口にしていい言葉でしょうか。共に映画を作ったスタッフや観客が口にしこそすれ、作られた作品を死に追いやった張本人が免罪符として口にできる言葉ではありません。 この件は氏の個人的な問題だと捉える人もいるでしょう。しかし、日本映画界という非常に狭い業界、フリーランスのスタッフが下支えし、誰もが誰かと繋がり合