女性患者の胸をなめた罪に問われた男性医師に無罪判決 患者の麻酔覚醒時のせん妄による幻覚の可能性を指摘 女性の胸に付着した唾液のDNA鑑定にも裁判所が疑問 「患者にわいせつ」男性医師に無罪判決 「私は100日以上、警察あるいは拘置所で身体拘束をされて社会的信用を失い、職を失い、大変な思いをしました。悪意あるネット上の書き込みについても、私あるいは私の家族、私の周りの方が大きく傷つきました」 この記事の画像(12枚) たんたんと悲痛な思いを語った43歳の男性医師。 男性は、2016年5月、担当していた手術の後で、全身麻酔から目覚めかけていた30代の女性患者に対し、「傷口を見ます」と診察を装って左胸をなめるなどした準強制わいせつの罪に問われていた。 20日、東京地裁で男性に下された判決は「無罪」だった。 女性の胸の唾液DNA一致 弁護側は「女性の幻覚」と主張 警視庁は当時、女性の胸から検出さ