作品を生み出すたびに毒気が抜かれてしまうのか。 はたまた「財」や「名声」がそうさせるのか。 はじめは社会に対する強烈な風刺を売りにしていても、 最後はみんな「人間賛歌」にたどり着く。 何十年もずっとイキっている。 そんなアーティストなんているのだろうか。 いたとしても、 ものすごく消耗する反面でリターンは期待できない。 あまり社会からは求められないのだ。 それを続けるためには狂気じみた信念が必要なのだろう。 私はブログを毎日更新し続けて、 気が付くと900日間近というところまで来た。 それだけ続けていると、 そんなに大したものではないけれど、 「型」ができてくる。 ある意味では、 徐々に「スポイル」されていくのだ。 私はこの場を通して、 自分の「毒」を抜いているのかな。 「創造的人生の限界は10年」 宮崎駿監督の『風立ちぬ』でのセリフだ。 「限界」でも10年、 多くの人はもっと短いだろう。