麻生太郎首相が4日、JR横浜駅前で街頭演説した。1日から本格始動した地方遊説では初の首都圏地域で、自民党総裁選で麻生氏を盛り上げた若者が多く集結。野太い声援や「麻生、日本を頼む」の紙を掲げた聴衆を前に、「不人気総理」といわれて久しい麻生氏も、「頑張ります」とうれしそうに応じた。演説では、最近パターン化している冒頭のおわびから始め、激しい民主党批判を繰り広げた。「日本、国民の生活を守るのは自由民主党だ」と強調。「株価は上昇したが、皆さんが肌で景気回復を実感するところまでいっていない。景気回復は道半ば。皆さんに実感してもらえるまで、引き続き経済対策に全力をあげる」と述べ、現在の与党政権継続の必要性を訴えた。 [2009年8月5日8時2分 紙面から]