・「ツナギ売り」で一時的な株価下落の損失を回避 ・ツナギ売りの具体的手法 ・ツナギ売りによる効用 ・なぜ現物株の売りではなく「ツナギ売り」なのか ・ツナギ売りには様々な手法がある 「ツナギ売り」で一時的な株価下落の損失を回避 今回は空売りの重要な活用方法の1つである「ツナギ売り」についてご説明します。 「ツナギ売り」とは、保有する現物株につき一時的な株価下落が見込まれるとき、現物株を売却するかわりに保有する銘柄と同じ銘柄を同株数空売りすることをいいます。 ツナギ売りをすれば、現物買いと空売りで同じ株数を保有しているのですからとりあえずそこで損益が固定されます。以下に例を挙げましょう。 A株の現物株を買値200円で1000株保有しており、株価が400円のときにA株を1000株ツナギ売りしました。この時点で20万円の含み益(現物株+20万円、ツナギ売り分ゼロ)となっています。 この後A株の株価