日本で8050問題が深刻化している。「8050問題」とは80代の親が50代の子供を扶養する事で、いわゆる「引きこもり問題」を指す。平成31年3月に内閣府が“生活状況に関する調査(平成30年度)”の結果を発表したが、その中で内閣府は初の「中高年引きこもり」人口の調査を行っており、「自室からほとんど出ない」などが半年以上続く引きこもりは、40〜64歳の中高年では推計61万人と発表した。ちなみに15〜39歳では推計54万人だ。中高年の引きこもりの77%は男性で、そのきっかけは「退職」、「人間関係」、「病気」だ。この調査結果を3月29日付の『FNNプライムニュース』の記事が報じているが、記事では中央大学の山田昌弘教授が「日本社会は学歴や職歴で男性により厳しい社会のため、結果として男性が引きこもる可能性が高まる」と男性の高比率の背景を分析している。 アメリカの大手新聞『The New York Ti