【南城】南城市大里稲嶺に競艇の場外舟券発売場(通称・ボートピア)を建設する計画があることが6日までに分かった。関係者によると、那覇市内の業者が稲嶺区に対して計画への同意を求めており、同区は常会などで複数回にわたって区民に説明している。 計画地は、県道77号沿いのサンエー八重瀬シティの斜め向かいに位置する私有地で、面積は約1万平方メートル。複数の地主が、同社と売買契約を交わしたという。一方、計画地は市条例で遊技施設の建設が禁止されている。 区民に配布された誘致計画の資料では、場外舟券発売場の誘致によって「稲嶺区の発展につながる」とし、「稲嶺区からの優先雇用」や「毎年の振興協力金(200万~300万)の給付」などと記載している。区民からは「子どもの健全育成や生活環境に悪影響を及ぼす」や「区の活性化のためなら誘致した方が良い」など、賛否両論の声が上がっている。 市は南城市特定用途制限地域における