photo by haru__q 3月の題詠短歌10首および投稿作品ご紹介です - はてな題詠「短歌の目」 1.雛 それは雛、それは水彩それは夜 ぼくらをはこぶ舟だよ、ヘレン 2.苺 のんのんと籠の苺をついばんでのんのんときみと海などながむ 3.夕 して寝てして 部屋に満ちたる夕ぐれに君とおののくことももうなく 4.ひとり言 蕗のとうやわいところを摘むように雪にかくれたひとり言摘む 5.揺らぎ このままでいいの、ほんとにいいのってあなたのうえで揺らぎつづける 6.羊 羊蹄の(−)(マイナス)の目の奥に燃ゆみどりごの夢を知ってはならぬ 7.線 「白線の内側」ってどっちがどっちだっけ、教えて、あしが、ふみだすまえに、 8.バク バク転で登下校する先輩をみんなどうして好きなんだろう 9.年度末 とりあえずいろんなものを乱暴に終わらせる年度末、好きです 10.信号 明けがたの 蜷色( にないろ )
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