2011年は、小売業の「どんなことがあっても売り続ける力」が改めて見直された年だった。また、それが地域を支える大きな力になり、日常の買い物を支えた店舗が消費者から信頼を得て、その後の売り上げにつながっていった。 また、スーパーやコンビニエンスストアがトラックを改装した移動式の店舗を買い物が不便な地域に走らせたり、地域商業施設の空きテナントに東急ハンズが期間限定の「トラックマーケット」を出店するなど、店にお客がくるのを待つのではなく、積極的に出ていく、ということが目立った。2012年も、こうした動きがさらに活発化するとともに、買い物不便地域への出店など、小さな商圏で売り上げを高める施策が求められる。 特にシニア層の人口比率は今後さらに向上するため「歩いて行ける近くで買い物を済ませたい」というニーズは高まる。小さな商圏にいる顧客を引き付け、買い物の頻度を高めるための効果的な施策が注目される。そ
![【2012年予想】小商圏化への顧客対応とデジタル活用の集客がカギ――「販促会議」編集長 中澤圭介](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/aa6787677a80a8c649d67fce0495f8b113e1fb4d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.advertimes.com%2Fwp-content%2Fuploads%2Fe18d4fd7dfe8d0f6b62aa47157faf3c6.jpg)