前回『チャップリンのキャラクター像はどのように完成したのか?デビュー〜キーストン社編』という記事にてデビューからキーストン社を去るまでの35作品の中から初期チャーリーの特徴を紹介してきましたが、今回は「エッサネイ社」編です。後の名作に繋がる作品が登場し、重要なパートナーも登場しますのでチャーリー好きな方は必見!私達が知っているチャーリーまでもう少しです。 前回の記事と合わせて御覧ください。 キーストン社からエッサネイ社へ移籍してからの特徴 週給1250ドル。社の誰よりも高い給料でエッサネイ社に移籍したチャップリンの作風は大きく変化しました。 ①話の筋が練られるようになり、ストーリーを楽しむことができるようになった キーストン社時代のチャップリン監督作は、女好きで弱者にも暴力をふるう浮浪者チャーリーが登場し、とにかくドタバタして終わるという作品が多い印象でした。キーストン社の他の監督たちと比