政府は、深刻化する若者の雇用状況の改善に向けた戦略を12日に正式に決定し、野田総理大臣は、雇用のミスマッチの解消策や、若者の早期離職を食い止めるための対策を着実に実行するよう指示しました。 政府が決定した「若者雇用戦略」では、「高卒の3人に2人、大卒の2人に1人は就職できなかったり、早期に会社を辞めたりしている」として、若者の雇用を取り巻く環境は厳しい状況が続いているとしています。 そのうえで、具体的な対策として、▽大企業志向が強い学生と、採用意欲がありながら人材を確保できない中小企業との間のミスマッチを解消するため、中小企業などを紹介する政府版の就職情報サイトを新たに作って学生への情報発信を強化する、▽せっかく就職しても、仕事の内容が自分に合っていないなどとして、早期に会社を辞める若者が多いため、学生のうちから職場体験を行ういわゆるインターンシップを、産学官で支援する協議会を新たに設置す