社会の向きと正反対 まだ学生のときの話ですが、麻布近辺でタクシーを拾い渋谷駅へ向かっていたとき、タクシーの運転手さんから上記のようなお話を聞いたことがあります。この三要素については、話がエスカレートして喧嘩になったり収拾がつかなくなる可能性があるからだそうで、「問われても答えない」或いは「適当な返事をする」のが肝要であるとのこと。確かに、皆各々立場がある訳で、歩み寄りの効かない分野の話をアレコレ言っても始まりません。徒然草には「問わぬ限りは言わぬこそ、いみじけれ」というフレーズがありましたが、この場合には「問わるとも言わぬこそ、さかしけれ」と言ったところでしょうか。 ところがどういう訳か、引きこもり当事者と会うと少なからぬ確率で政治批判や宗教論議、社会批評が持ち出されます。いつだったか、引きこもり当事者の集まりに参加するよう促され参加したものの、そのうちの一人がいつまで経っても政治批判ばか