米AT&Tは2017年6月2日(米国時間)、米Brocade Communications Systemsからネットワークソフトウエア「Vyatta」の資産などを買収すると発表した。AT&Tが推進する「ネットワーク仮想化」の取り組みを加速するのが狙いだ。買収は2017年夏に完了する予定。 ネットワーク機器メーカーのBrocadeは2012年11月に、オープンソースのソフトウエアルーターである「Vyatta」の開発元である米Vyattaを買収した後、VyattaをBrocadeのネットワークソフトウエアのブランドとして使用していた。AT&Tが今回Brocadeから買収するソフトウエア資産の中には、仮想ルーター(vRouter)ソフトやNFV(Network Functions Virtualization)を実現するための各種ソフトが含まれる。またVyattaの開発者もAT&Tに移籍する。