サーバー仮想化環境のネットワークを運用する場合,最も重要なのは仮想スイッチの管理・監視である。ただ,仮想スイッチには大きく三つの種類があり,管理できる項目は仮想スイッチの種類によって異なる。今回は,ヴイエムウェア製ハイパーバイザの管理について見ていこう。 宮下 徹/奈良 昌紀 ネットワンシステムズ応用技術本部 第5応用技術部 DCエンジニアリングチーム ヴイエムウェアのハイパーバイザ型仮想化ソフトにはvSphereというスイート製品があり,三つの大きなコンポーネントからなる。ハイパーバイザとしてのESXホスト,これを管理するための管理サーバーとしてのvCenter Server,管理者がvCenter Serverにアクセスして仮想化環境における操作や状態確認を行うためのvSphere Clientである(図1)。 vSphere ClientからvCenter Serverにアクセスする
シリアルポートやUSBデバイス利用を、サーバ仮想化環境に移行するには、一定の考慮や工夫が必要とされてきた。VMware vSphere 4.1では仮想シリアルポート機能、仮想USB機能に関する機能強化が行われた。vMoitonにも対応しており、サーバ仮想化技術の適用範囲を広げる重要な要素ともなっている。 仮想シリアルポート機能の強化 物理マシンから仮想マシンにプラットフォームを移行する際、従来の方式からの変更点を極力小さく抑えたいと考えるユーザーは多いことだろう。ネットワークアダプタやストレージデバイスなどは仮想化後も透過的に利用可能であるが、シリアルポートやUSBデバイスに依存しているマシンをVMware Infrastructure 3やVMware vSphere 4上に移行する場合は一定の考慮や工夫が必要とされてきた。 vSphere 4.1では仮想シリアルポート機能、仮想USB機
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