エドガー・シャインは画期的な著書『組織文化とリーダーシップ』(Organizational Culture and Leadership、1985年)で組織文化という概念を構築し、組織文化に関する多くの研究を行なった。彼はまた、現在では頻繁に使われるようになった「心理的契約」「キャリアアンカー」という言葉を造り出した。 人生と業績 現在はマサチューセッツ工科大学(MIT)スローンスクールの経営学名誉教授であるシャイン教授は、長く傑出した学究的キャリアを誇っている。 彼はハーバード大学より社会心理学の博士号を取得し、MITでダグラス・マグレガーと一緒に研究活動を行ない、全米教育訓練研究所(NTL:National Training Laboratory)で長年働いた。さらに、組織開発、キャリア開発、組織文化の分野で、支援や補助を提供するさまざまな専門職の発展にも大きな貢献をした。 シャインは