不正アクセスを受け、自社Webサーバにフィッシングコンテンツを埋め込まれてしまったタイムインターメディア。同社常務取締役の藤原氏が一連の経緯を振り返る。 「100%万全な防御ということはあり得ない。しかし、いざというときに備え十分に準備をしておくことが重要だ」――タイムインターメディアの常務取締役、藤原博文氏は、自社サイトにおけるインシデント被害の経験を踏まえ、このように語った。 同社は、日本語全文検索統合環境「Kabayaki」に関する情報を提供するポータルサイト「Kabayaki Web」を公開してきた。このサーバが2月、外部からの不正アクセスを受け、フィッシングメールをばら撒くツールを埋め込まれてしまった。同時に、騙(だま)されたユーザーをリダイレクトさせ、フィッシングサイトへと誘導する英文のコンテンツも仕込まれたという。 タイムインターメディア側が不正アクセスに関する連絡を受けたの