巨人・長野久義外野手(28)の“太っ腹”にチーム内から心配の声が上がっている。周囲に対する気遣いとマメさは球界屈指といわれており、すでにワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパンのムードメーカーを期待されている。しかし、超がつくほどの「おごりっぷり」が、自身の“懐”を苦しめてしまうのでは、というのだ。 昨季はチームメートの坂本とともに最多安打のタイトルに輝くなど、巨人のリードオフマンとして活躍。さらには2年連続ゴールデングラブ賞受賞と、日本屈指の外野手として大成した。3月開催のWBCでも、獅子奮迅の活躍が期待されているが、巨人関係者の期待はむしろ「グラウンド外」のところにある。 「選手同士の食事や決起集会では盛り上げ役になるのは間違いない。特に年上どころか年下の酒まで自分で作って出すほどの細かい気配りは、他球団の後輩選手も驚くんじゃないか」と、人数の多さで日本代表の一大勢力