そば粉をこねて餅状にした食べ物、そばがきのマニアである石井公二さん。 本業は2000年より続くそば屋の店主だ。 2020年にブログ『蕎麦がき研究入門』をスタート。「そばがきは、次の次のタピオカ」をスローガンに、簡単なつくり方からスイーツ系のアレンジレシピまでそばがきが持つ魅力を幅広く発信している。 知らない・映えない・バズらないの3拍子がそろっているのに、なぜか昔から食べられ続けるそばがき。「そばがきは、一般家庭で主食になりうるポテンシャルを持っている」と主張する、そばがきマニア石井公二さんにその魅力をうかがった。 そばがきって、道に落ちている片手袋と似てるんです ―そもそも、なぜそばがきが好きなんですか? 本業がそば屋なので。ずっとそばがきって美味しいなと思ってました。 それなのにまったく話題にあがらないし、バズらない。そこが道に落ちている手袋と似てるんですよね。 ―手袋!? そばがきと