文芸に関するyuta3_21のブックマーク (141)

  • 倒立する塔の殺人

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 著 皆川 博子/ 販売元/出版社 理論社 発売日 2007-11 Amazon/楽天ブックス はっきりいって自分の好みではなく、買ってしまったいじょうは読まなくてはもったいないという気持ちのみで読み進めていったわけだが、読み終えてみると凄い物を読まされてしまったという気持ちでいっぱいになってしまった。 ページをめくる手が止まらないとかそういう問題ではなく、嫌々読んでいたうえに、読み終えてみればやっぱり好きな話ではなかったことが実感できて、さらにいえば好きな話ではなかったので全然満足できなかったわけだが、読み終えてみればそんなことなどどう

    倒立する塔の殺人
  • エロゲオタにささげる切ない名作18選。 - Something Orange

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    エロゲオタにささげる切ない名作18選。 - Something Orange
  • Hori Akira's SF HomePage

    「堀晃のSF HomePage」は下記に移転しました。 5秒後に移動します。 移動しない場合は上の画像か下記URLをクリックしてください。 http://www.sf-homepage.com/ 今後、リンク等はこちらにお願いいたします。

  • ウチの奥さんによるおすすめライトノベル - ブログというか倉庫

    とにかく 良くも悪くもウチには奥さんという「第二のライトノベル読み」がいる訳でして、今回はその人の意見を中心にした「おすすめライトノベル」というのをまとめてみたいと思います。ただ、私と比べた場合でも遥かに読了数が少ないので、データとしてどの程度意味があるのかどうか疑問ではあります。 ちなみに 私が買う意外のラノベを奥さんが買ってくる事はありえないような状況なので、おすすめのラノベの中には少女向けレーベルのものはほとんど無いです〜。 しかも元々ラノベ読みではないので、ここ1〜2年から読み始めた読者だったりします。元々の好きなは「鬼平犯科帳」「御宿かわせみ」「藤沢周平の」「新井素子の」などなど。 では、どうぞ〜。 作品名 作家名 点数 奥さんのコメント GOSICK 桜庭一樹 10 「あれいいよね〜可愛いよね〜マカロンとか美味しそうだし、一弥とのやりとりとか、ヴィクトリカがどうなっちゃう

    ウチの奥さんによるおすすめライトノベル - ブログというか倉庫
  • リピート/乾くるみ - 猫は勘定にいれません

  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 劇薬小説ベスト10と、これから読む劇薬候補

    はてなでの[募集]の結果。みなさまのオススメに大感謝。冒頭の十大劇薬小説のインパクトが激しかったのか、毒気の濃いものばかり。 一連のやりとりで気づかされたのは、毒にも薬にもなること、あたりまえなんだけどね。さらに、読んだ時期によって毒成分が異なる、いわば「旬」というものがあること。三島「憂国」なんて特にそう。多感なトシゴロに読むと間違いなく猛毒または特効薬になる。考え方の基盤を根こそぎ変えてしまうようなインパクトをもつ。 オトコには毒だが女性には効かないとか、童貞専用の猛毒小説とか、子どもがいるなら絶対読めないとか… 属性・状況によりけり。 ここでは、オススメいただいたいくつかを読んだ感想と、これから読む劇薬候補を挙げる。ぬるい恋愛・涙ちょーだいモノに飽きたらどうぞ。イタいかキモいか分からないが、より能に近い感覚を味わうべし。 ――――――――――――――――――――――――――――――

  • [書評]『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する(亀山郁夫): 極東ブログ

    「極東ブログ: [書評]カラマーゾフの兄弟(亀山郁夫訳)」(参照)で扱った新訳「カラマーゾフの兄弟」の訳者がその訳業に重ねて、満を持して発表した続編説であり、現在水準の研究成果も反映し、穏当とはいえないにせよ、さすがに否定しがたい圧倒的な想像力をもって書かれている。編集者の女性もものすごいお仕事をされたようだ。新訳カラマーゾフの兄弟の魅了された人にとっては必読書になるだろう。 ただ私は、亀山の想定はもっとも大きな線で間違っていると思った。ブログなので夜郎自大な話になるかと思うし、別の書評のようにあえて韜晦に表現しておくほうがいいのかもしれない、が、率直に書いておきたい。 私の読みが間違っているということは大いにありうるというか、その留保は当然のこととして、なぜカラマーゾフの兄弟という小説が書かれたのか、この小説のテーマは何かということが、「『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する(亀山郁夫)」

  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 劇薬小説No.1「獣儀式」よい子は読んじゃダメ、ゼッタイ

    このエントリはグロいので、苦手な人は避けるが吉。「これはひどい」がピッタリの逸品を、ご紹介。 「鬼たちが冥土から溢れてこの世界に出現して以来、はや一ヶ月になる」から始まる、読む地獄。人間なんて、糞袋。まさに劇物。まさに毒書。バカバカしさを暴力エロスでねじ伏せる、奇書というより狂書。 こんなにエロくてグロくて血みどろで、腐肉とウジ虫たっぷりの、酸っぱい胃液と激しい勃起に悩まされたやつは、初めて。オススメいただいたantipopさん、nananasuさん、ありがとうございます。 いろいろ読んできたつもりだけれど、これほど鬼畜劣情な小説は、ない。スプラッター小説なら、クライヴ・バーカー「血の」シリーズや、綾辻行人「殺人鬼」でおなかいっぱいだよー、と思っていたが、書はゆうゆうとK点を超えて臓腑に刺さる。 じゃぁどんな話なのかというと―― かいつまむより次を読んでくれ。あ、苦手な人は読まないほう

  •  天才の仕事。 - Something Orange

    敗北への凱旋 綾辻・有栖川復刊セレクション (講談社ノベルス) 作者: 連城三紀彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/08/07メディア: 新書購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (29件) を見る その日。 昭和二十八年八月十五日。 ただひとつの声が、日中を凍りつかせた。ただひとりの神の、ただひとたびの演説。玉音放送。 のちに終戦記念日と呼ばれるこの日、日は遂に敗戦し、人びとは廃墟と化した世界に崩れ落ち、声も挙げずに泣き伏したのだった。物語は、そこから始まる。 死の静寂に包まれた世界で、しかしいつもと変わらず澄んだ空から、大量の夾竹桃が投げ落とされたのだった。青い空から灰色の地上へと降りそそぐ、血のように赤い花々。 その枝には仏蘭西語で書かれた免罪符が結び付けられていた。夾竹桃には、毒がある。長い長い戦争を生き抜いた何人かのひとが、この花のために命を落とすこ

  • おまいらお勧めのSF系ラノベを教えて下さ:アルファルファモザイク

    編集元:ライトノベル板より「おまいらお勧めのSF系ラノベを教えて下さい」 1 イラストに騙された名無しさん :04/09/29(水) 15:25:59 ID:QEvdmpAm

  • 私家版日本短編小説十選も選んでみる - YAMDAS現更新履歴

    こないだの企画はどうしても長編が多くなったので、短編小説についてもやりたくなった。これを世界で選ぶと収拾がつかなくなるので、日文学からのみ選ばせてもらった。 上田秋成「樊噲」 芥川龍之介「戯作三昧」 坂口安吾「白痴」 太宰治「駆け込み訴え」 谷崎潤一郎「春琴抄」 小松左京「くだんのはは」 久生十蘭「ハムレット」 筒井康隆「都市盗掘団」 澁澤龍彦「ダイダロス」 町田康「夫婦茶碗」 上田秋成というと何と言っても『雨月物語』で、当方も20年以上愛読しているが(まったく飽きない)、そこでモラルに縛られる人間を描いた秋成が最終的にたどり着いた「樊噲」の地点は感動的ですらある。またこれは上と下に分かれていて、下の最後が通俗に堕したと評価されることが多いが、当方はその部分も含め大好きだ。 芥川で「戯作三昧」を挙げる人は少ないだろうが、20年以上前に読んで驚き、「これが小説なのか」と感動したものである。

    私家版日本短編小説十選も選んでみる - YAMDAS現更新履歴
  • 「楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史」牧野修 | 族長の初夏

    ひとことで言うなら「言語実験と幻想ホラーの度胸合体大乱交パーティ」みたいな短編集。毒性の高さ、容赦のないブラックユーモア、悪夢や狂気の黒ぐろしさ、哀れな死者たちに向けるやさしい視線、まるで往年の筒井康隆のようなオールラウンダーぶりです。日SF大賞受賞の「傀儡后」もすばらしい作品でしたが、あの戦慄的なテクノゴシック・イメージの洪水ですら、牧野修がたくわえている武器弾薬の総量からすればほんの一部分にすぎないらしい。ということが、ようやく僕にもわかってきました。でもって、最高傑作と名高い「MOUSE」を読むのがめちゃくちゃ楽しみに。 ところで、約15年という長い期間の中から拾いあげられた作品群にもかかわらず、こうして一冊にまとめたときにまったく散漫な感じがしないというのはなにげに凄いことのような気がします。筆運びがじつに危なげないというか、基礎をがっちり固めた上で悠揚として言語実験に挑んでいる

  • Hugo Strikes Back!: 絵本「もりでうまれたおんなのこ」

    おかあさんが いうのです。 ろばさんが ぶたさんが やまねこさんが いうのです。 みんな、みんな、いうのです。 そして、かがみも いうのです。 「あなたは いいこ。だから わたしは あなたが すき」と。 わたしは いいこで なければ、あいされないのでしょうか。これは当に良い絵です。 母親から 「あなたは いいこ。だから わたしは あなたが すき」と言われた少女が、母の死後も、人から好かれ「いいこ」と呼んで貰うためにだけに善行に励むが、ある日、誰にも「いいこ」と呼ばれない日がくることで、少女は自分の存在意義を失う。家を飛び出し森に迷い込んだ少女は、森に棲むクマに助けられ、そこで素朴な共同生活を始めることで自分を取り戻して行く・・・・・・ という感じのお話。 ひらがなとカタカナだけの一文字も漢字を使わない文章はちょっと読みにくいけれど、逆にその違和感が他人に評価されることでしか自

  • 『矛盾都市TOKYO』 - 魔王14歳の幸福な電波

    2005年4月に発売された通販限定。初版で買ったのに読むの遅! 二年とか積みすぎ! 普通の屋さんでは入手できませんけれど、通販サイトを見る限り在庫はあるみたいなので今なら多分まだ買えます。 「電撃文庫」からでない限定販売としただけあって、かなり特殊な作りのごになっています。主人公の高校生活を描いた超短編が時系列バラバラで一ページに一、二作掲載されていて、更に四ページに一度くらいの割合でイラストページが挿入されるといった構成。 時系列的終盤の方でドラマ的展開があるものの、それ以外の期間は基的に主人公を取り巻く緩い日常の小話で成り立っています。もしこれを時系列通りに読もうとすると、読者を牽引する起承転結なドラマ展開が存在しないため結構辛いかもしれません。 でも実際は時系列をバラバラにする際に終盤の「ドラマ展開」が適度な間隔を空けて挿入されるよう再配置されているので、うまく読者の興味を保

    『矛盾都市TOKYO』 - 魔王14歳の幸福な電波
  • Something Orange - オススメ小説&漫画作品(+α)100作。

    「Something Orange」管理人こと、ぼく、id:kaienが、その30年弱の人生で感動した作品100(−1)作を、順番に並べ上げてみました。 基的には小説漫画から選んでいますが、なぜかノベルゲームが混じっていたりします。ま、ほとんど小説みたいなものだからいいだろ(ほんとは違うけど)。 短編、長編、大長編、SF、ミステリ、ファンタジィ、主流文学、少年漫画、少女漫画、おかまいなしに選んでいますが、やっぱり主流文学が少ないなあ。もっと広く読まなければ。 竹泉の『しましま曜日』に、ヒロインの女の子がある日から急にぼうっとした様子になる話があります。周囲はいぶかしむものの、一向に元に戻る気配はない。 しましま曜日 (1) (Beam comix) 作者: 竹泉出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2001/09メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブログ (

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  • 『語り手の事情』 - 魔王14歳の幸福な電波

    語り手を自覚する「語り手」氏が語り手となって語る語り手の事情。あとがきで「メタフィクションじゃない」と宣言されていますけど、メタが質かどうかはともかく、語り手として自由に語る語り手さんの語り口が作品を引き立てていることは間違いありません。 ヴィクトリア朝時代イギリスの抑圧された妙ちくりんな性妄想というどうしようもなくアレなテーマなんですけれど、メイド口調を借りた語り手さんの無駄に冷静で分析的で時に現代医学の知識まで交えて語られるストーリーテリングのおかげで、一種シュールとすら言えるような形容しがたい空気感が醸し出されています。 メイドものと女教師ものの色の読みすぎで頭の中ばかり大きくなってしまった少年の相手をしたり、女になりたいという紳士の妄想の具現化を手伝ったり、あらゆる社会現象を性奴隷によって説明しようとする男の話に付き合ったり、どのように意味を見出せばいいかも分からないようなこと

    『語り手の事情』 - 魔王14歳の幸福な電波
  • 『象られた力』 - 魔王14歳の幸福な電波

    これから日SFを代表していく作家の一人です、くらいには言ってしまっていいんじゃないでしょうか。『グラン・ヴァカンス』や『ラギット・ガール』の評判が凄いことになってる飛浩隆さんの処女短編集。収録されている作品は十年以上前のものですけれど、古さは感じようもありません。 どれも良質なSFですけれど、特に表題作の『象られた力』からは『グラン・ヴァカンス』にも迫る「凄絶さ」を感じました。自分の理解の上限を超えてるなー、と圧倒される感覚ですね。 『グラン・ヴァカンス』にも言えることですけれど、飛さんの作品はいつも、希望に溢れた理想的な世界が繊細に描かれるところから始まります。ただし物語がある一点を越えて輝きが最大に増したとき、世界は突然負の面をさらけ出します。穢れないかに見えた登場人物たちは心の奥に隠し持っていた嫉妬や欲望を露わにし、世界を満たしていた希望は絶望にうって変わり、遂には抗いがたい凄惨

    『象られた力』 - 魔王14歳の幸福な電波
  •  「初心者に薦めるならこの一作」リスト。 - Something Orange

    先日のチャットで、こんな話題が出た。 にけ お勧めエロゲはなに? 海燕 一だけなら『Fate』かな。やっぱり。 儀狄 とりあえず、エロゲ以外のメディアで好きな作品を聞きますね、私なら>おすすめ まきがい お薦めエロゲと言われたらもう完全に自分の趣味で薦めちゃっていいんじゃないかって気がしてきました、最近。 もし、そのジャンルをよく知らない初心者に、一作だけ薦めるとしたら何を選ぶか? マニアが集まるとかならず出る話だ。 マニアとは、ゾンビに似ている。いつだって仲間を増やしたくてたまらないのだ。だから、たまにチャンスがあると、嬉々としてひとに作品を薦める。 しかし、往々にしてとんでもなくマニアックな作品を薦めたり、膨大な作品名を挙げたりして顰蹙を買う羽目になる。 そこで、もしぼくが小説映画などを薦めるとき、一作だけ選ぶとしたら何を選ぶか? 熟考の末、リストにまとめてみることにした。 なるべ

     「初心者に薦めるならこの一作」リスト。 - Something Orange
  • 『ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ』 - 魔王14歳の幸福な電波

    うっひゃあ面白い面白い。「私はこういうミステリーが好きなんだなあ」っていうミステリーが読めました。いわゆる館もの、六人の《あかずの扉》研究会メンバーが謎に挑むというキャラクター嗜好に片足を突っ込んでる作品ですけど、格方面からの受けもそれなりに良い? ようです。 どうにもぎこちない描写、記号的なキャラクター化を図ろうとして失敗してる感じの人物造型、大学のサークルにありがちなヌルい雰囲気ー、と、序盤の内はこれといったところが見当たりません。リーダビリティ自体は低くないですし、この時点ではそういったヌル目の雰囲気を楽しむシリーズなのかと思っていました。 ところが実際に事件が起こったあたりから、お話は断然面白くなりました。それまで冴えない感じだった二人の探偵役*1が、急にものすごい「名探偵」ぶりを発揮しはじめます。単に具体的なエピソードを並べるだけではなく、彼らの凄さがちゃんと伝わってくるような

    『ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ』 - 魔王14歳の幸福な電波
  • 404 Blog Not Found:書評 - 官能小説の奥義