文芸に関するyuta3_21のブックマーク (141)

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    一泊二日、仙台から福島浜通りをひたすら南へ。はらこ飯をしずかにべる。 昭和8年、津波に御用心 はらこ飯は冷たいほうがうまい説 摩尼車は時をかけるようにして回る 南相馬の珈琲亭いこいで休憩 津波の被害にあった請戸小学校を見学する 東日大震災・原子力災害伝承館 南相馬の寿司屋で塩釜港のひがしものマグロをべる ふたたび喫茶店で…

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  • 全男子必読の恋愛小説『エレGY』。 - Something Orange

    エレGY (講談社BOX) 作者: 泉和良出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/07/02メディア: 単行購入: 11人 クリック: 130回この商品を含むブログ (69件) を見る よく見ると、メールには添付ファイルがあった。 昨日の日記の内容が蘇る。 まさか……、パンツが…… いやいや……、焦ってはいけない。 そんな都合のいいパンツなどあるだろうか。 その男の名はジスカルド。フリーウェアゲームの世界ではその名を知られたクリエイタである。 フリーウェアゲームとは、オンラインで無料販売するゲームのこと。その内容は千差万別だが、営利を目的としていない点が共通している。 しかし、ジスカルドはその売上げで生活していた。ゲームそのものは金にならなくても、その副次品でべていくことができるのだ。 もっとも、その実態は今日の生活費にも事欠くありさま。ある日、とうとう切れたかれは、ウェブログで

    全男子必読の恋愛小説『エレGY』。 - Something Orange
  • 『クラリネット症候群』 - 魔王14歳の幸福な電波

    最近、乾くるみさんの作品が相次いで文庫化されてて嬉しいです! 「評判はよく聞くけど入手は難しい」作家さんという位置づけから、大きく変わる契機にあるののかもしれません……あとは新作さえ出てくれれば。書に収録されている書き下ろしの表題作は200ページ弱の中編ですけれど、これでも数年ぶりの新作ということになるのでしょうか。 元々が徳間デュアル文庫ということで、乾さんの既刊の中では、最も軽い部類に入る作品だと思います。でもその軽さが必ずしも作品の足を引っ張っておらず、軽さと毒の上手いバランスが保てていたと思います。 「マリオネット症候群」 人格入れ替わりという題材は、今日びもうありきたりなネタです。でもそんな既に使い古されたネタを、まだ誰も見たことのないような切り口で描いてぎゃあと驚かせるのが乾さんはたいそう得意な様子。そういえば『リピート』もそんな感じでした。 終始ドタバタしてるし倫理観もなん

    『クラリネット症候群』 - 魔王14歳の幸福な電波
  • lainの極私的独白 : DAICON7レポート② - livedoor Blog(ブログ)

  • 愚者と愚者

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 著 打海 文三 販売元/出版社 角川グループパブリッシング 発売日 2008-06-25 Amazon/bk1/livedoor 著 打海 文三 販売元/出版社 角川グループパブリッシング 発売日 2008-06-25 Amazon/bk1/livedoor 読み終えて、鳥肌が立つような感覚におそわれたのは久しぶりだった。とにかく後から後からゾクゾクとしてくるのである。 打海文三はこの世界が抱えるありとあらゆる問題を、彼の恐るべき腕力と握力と筆力でもって圧縮し、そして描いたのだ。その圧縮率の高さは恐れ入るしかないのだが、無論、凝縮する過

    愚者と愚者
  • 「アブサロム、アブサロム!」はスゴ本

    どろり濃厚なミステリとして読んだ、2008年のNo.1スゴ。 ただし、最近のエンターテインメントに甘やかされた読者には、ちと辛いかも。物語は複数の語り手の視線によってさらされ、吟味されているのだから。ストーリー消化率を向上させるための「何でも知ってる説明役」は一切ない。たとえ三人称であってもだまされるなかれ。聞き手の内省であったり対話(!)だったりするのだから。 書を「難解」呼ばわりする人は、「結局ナニがどうなったの?」を把握することこそが、小説を読むことだと思い込んでいる。傑作を「あらすじ」で読んだつもりにしたいのなら、p.439の「年譜」を見るといい。著者フォークナーによって、いつ、誰が、何したかが時系列になっているから(この3ページで読んだフリできるぜ)。ただし、これは完全なネタバレ。恐ろしい出来事、おぞましい運命が淡々と書かれているのがまた怖い。人物系譜も巻末にあるが、これも激

    「アブサロム、アブサロム!」はスゴ本
  • 瀬戸口廉也復活か? 『プシュケ』。 - Something Orange

    PSYCHE (プシュケ) (スクウェア・エニックス・ノベルズ) 作者: 唐辺葉介,冬目景出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2008/07/26メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 29人 クリック: 950回この商品を含むブログ (85件) を見る 「何もかもただの音楽なのよ。ある日目を覚ましたらレコーダーが止まってみんな死んでいるわ。ねえナオ、そうであってほしい?」 ひとつの噂話がネットを流れている。唐辺葉介という名の新人作家の正体が、引退したシナリオライター瀬戸口廉也だというのである。 『CARNIVAL』、『SWAN SONG』、『キラ☆キラ』の3作をのこし、いなくなってしまった奇才が、ライトノベルの世界で新作を上梓する。いかにもありそうな話であるが、はたして当なのか? さっそく読んでみた。 読んでみたのだが……これはひょっとしたらひょっとするかもしれないな

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  • 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』がそんなにネタまみれなわけがない - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    巷で話題の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』。とても面白かったです。表紙のイラストがまた素晴らしいですね。 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫) 作者: 伏見つかさ,かんざきひろ出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2008/08/10メディア: 文庫購入: 31人 クリック: 1,322回この商品を含むブログ (478件) を見る さて、話題になっているのは喜ばしいことなんですけど、その取り上げられ方が少しズレているような気がしました。 「このままじゃいけないって……何度も止めようって、思った。でもどうしてもやめられなくて……だってね、ブラウザ立ち上げると、はてなアンテナに登録してあるニュースサイトが毎日あたしに新たな情報を伝えて、色々買わせようとしてくるんだよ? ……うう、かーずSPとアキバBlogめ……」 この一文が引用されまくっているために、未読者からは

    『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』がそんなにネタまみれなわけがない - WINDBIRD::ライトノベルブログ
  • 「妖都」津原泰水 | 族長の初夏

    いやっほう!いいのを引きました。単行の推薦文がたいへんな絶賛の嵐で、あまりの誉められ方にかえって「ほんまかいな」と疑わしく思えてしまっていたのですが。 実際、いわれるだけのことはあったなと。 津原泰水 - Wikipedia 「世紀末日のホラー小説界に出現した正真正銘の“怪物”」綾辻行人。 「純粋にホラーを愛する作者によって書かれた、純粋なホラー作品」小野不由美。 「ついに格ホラーの超新星が現われた」菊地秀行。 「世紀末はその肖像を描きうる、稀なる幻視者と遂に出会えた」井上雅彦。 まあ凄いいわれようです。1997年当時、どういった経緯でか少女小説家・津原やすみの名を捨てて津原泰水としてホラー小説界に参入したこの人が、どれほどの期待と注目をもって迎えられたかが伺えます。両性具有と噂されるロックシンガー・チェシャの飛び降り自殺を皮切りに都内で続発しはじめた凄惨な怪死事件。それは常人には見

  • lainの極私的独白 : 天体の回転について - livedoor Blog(ブログ)

  • みやきち日記

  • lainの極私的独白 : Θ 11番ホームの妖精 - livedoor Blog(ブログ)

  • すべての呼吸を共に。 - Something Orange

    エヴリブレス 作者: 瀬名秀明出版社/メーカー: TOKYO FM出版発売日: 2008/03/14メディア: 単行購入: 1人 クリック: 113回この商品を含むブログ (16件) を見る 物語は杏子が8歳のときから始まる。彼女はお下がりのポータブルラジオを片手に、2歳年上の洋平と共に草原を歩いている。かれの手には無限のスケッチブック。 晴れた空から落ちてきた「箒星(ほうきぼし)」が地面に突き刺さった草原で、彼女は洋平と初めてのキスを交わす。 そして、15歳の頃、杏子は学生として進路に悩んでいる。いまの彼女が思うのはあだ名で「トシオ」と呼ばれる先輩。その恋は、やがて、彼女の人生全体に影響を与えていく。 36歳、大学で物理を学んだ杏子は、「クオンツ」と呼ばれる金融理論の専門家として証券会社に勤めている。むなしいようでもあり、充実しているようでもある日々。 そして一方、「もうひとりの杏子」

    すべての呼吸を共に。 - Something Orange
  • lainの極私的独白 : クラーク邦訳長篇解題② - livedoor Blog(ブログ)

    授業項目  ①文芸評論:SF、ファンタジー、ミステリ、ライトノベル、幻想文学、純文学、ホラーなど日英米仏の小説の評論。 ②表象文化論:①周辺のサブカル評論、オタク文化論、スポーツ文化論。 ③現代思想:①②の評論のベースとなる理論。現象学、ポストモダン、フェミニズムなど。 ④教育論:主に受験教育など。 Filn、Otaba、mixi、はてなでも授業中です。これらのテキストはリンク、転載、引用、剽窃すべてフリーです。lainへの連絡も不要です。ご自由にお使いください。 それでは昨日の続きになるが、短評をあげていきたいと思う。今回はクラークの長篇執筆再開後、80年代以降の作品になる。 『遥かなる地球の歌』⇒近未来と延未来が交錯し、既知の科学がクラークの手腕によって鮮やかな未来像へと変貌していく。量子駆動という射程の広い題材がうまく料理されている。やはりクラークは人類という知性に強い信

  • lainの極私的独白 : クラーク邦訳長篇解題① - livedoor Blog(ブログ)

    授業項目  ①文芸評論:SF、ファンタジー、ミステリ、ライトノベル、幻想文学、純文学、ホラーなど日英米仏の小説の評論。 ②表象文化論:①周辺のサブカル評論、オタク文化論、スポーツ文化論。 ③現代思想:①②の評論のベースとなる理論。現象学、ポストモダン、フェミニズムなど。 ④教育論:主に受験教育など。 Filn、Otaba、mixi、はてなでも授業中です。これらのテキストはリンク、転載、引用、剽窃すべてフリーです。lainへの連絡も不要です。ご自由にお使いください。 今年、偉大なSF作家、アーサー・C・クラークが亡くなったのは皆さんご存知の通りである。以前、lainも追悼のテキストをあげているのだが(http://blog.livedoor.jp/lain6/archives/51223845.html)、最近クラーク作品をまとめ読みした経緯もあるので、以下に雑駁で短いものではあるが、感想を

  • WORLDWIRED―黎明への使徒―

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 著 エリザベス ベア前嶋 重機月岡 小穂 販売元/出版社 早川書房 発売日 2008-05-23 Amazon/楽天ブックス 文庫三冊をまかなっておつりが来るほどのSFネタを注ぎ込みながら、つくづくこちらの期待するところを裏切り続けてくれただった。 逆に考えれば、投入されたSFネタのどれか一つに肩入れをするということなく全てを等価に扱いまとめ上げたともいえるわけで、それを考えると並大抵の力量じゃないよなあと思うのだが、しかし三冊も読まされてそんな優等生的な造りの話で終わらされたのでは納得がいかないという部分も確かにある。 そもそも、

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  • みやきち日記

  • 「復活の日」小松左京 | 族長の初夏

    西方にクラークあり、北方にレムあれば、東の果てに小松左京ありてふ。世界各国語に翻訳されて不倒の評価を獲得した、これを読まずして何をかいわん的な小松左京の代表作です。読了したのはしばらく前で、さっき感想を書くために再度ぱらぱらしてみたんですが、初読み時の消耗を思い出して床に伸びてしまいそうになりました。 おそらく世界中を見わたしても、ここまで見事に「理詰めで人類を絶滅」させてのけた小説はいまだ数えるほどしかないのではないでしょうか。あらゆる分野にわたる膨大な教養に裏打ちされたシミュレーションは、まるで詰め将棋のような冷徹さで読み手を追いつめ、いかなる口ごたえも許しません。死にます。完膚なきまでに。ぐうの音も出ないとはまさにこのことです。 現在のテクノロジーでもたぶん、実際にちょっとの工夫とちょっとの手ちがいがいくつか重なりさえすれば、今からはじめて来年か二、三年後ぐらいにでも人類なんていとも

  • タイム屋文庫

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 著 朝倉 かすみ 販売元/出版社 マガジンハウス 発売日 2008-05-22 Amazon/楽天ブックス タイムトラベルとロマンスという組み合わせは相性が良いせいか、掃いて捨てるほど沢山の作品が書かれている。しかもそれはSFというジャンル内だけではなく、他のジャンルでもタイムトラベルが登場する作品は書かれており、ハーレクィンロマンスでさえもタイムトラベルを扱っている作品があるくらいなので、そこまで追うとなると尋常ではない努力が必要だ。 そんなわけだから、昔はタイムトラベル物が好きでよく読んでいたのだけれども、最近はもう飽きてきてしまい

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  • 最後は、どうか幸せな記憶を「おもいでエマノン」

    もともと、某ゲームのモデルだという噂に惹かれて手を出した「おもいでエマノン」。ストーリーは違えども、生命誕生から現在までのすべての記憶を持つ彼女は、わたしの中に永くいつづけてきた。 すんなり伸びた肢体、長い髪、おおきな瞳、そばかす――ちょっとエキセントリックな彼女には、くわえ煙草が似合う。鶴田謙二氏が「SFオールタイムヒロイン」というのもむべなるかな。ちなみに、わたしにとってSFオールタイムヒロインのベスト3はこれ。 エマノン(おもいでエマノン/梶尾真治+鶴田謙二) コーティー・キャス(たったひとつの冴えたやりかた/ティプトリーJr.) 芳山和子(時をかける少女/筒井康隆) 彼女とのわずかなひとときと、その「おもいで」をずっと大切にして生きること。 傷心をかかえた「ぼく」と怖いくらい共鳴しながら読む。物語を消費するのではなく一体化する感覚。思い入れが強すぎて、レビューよりも、思い出話をした

    最後は、どうか幸せな記憶を「おもいでエマノン」