Windows Server 2003のサポート終了が目前に迫っています。移行先の選択肢となる最新のサーバーOS、Windows Server 2012 R2について、これまでのバージョンと何が変わったのかを中心に解説します。前回に引き続いて、「SMB 3.0」や「Hyper-V」など最新のハードウエアや標準規格への対応について説明します。 ReFS Windows Server 2012では、NTFSの後継とされる新しいファイルシステム「ReFS(Resilient File System)」が提供されました。ReFSは現在、データ保存用の固定ドライブでのみサポートされます。 “Resilient”には、“回復力”という意味があります。ReFSは、データの検証と自動修正を行い、可能な限りデータの破損を防止します。また、記憶域が大容量化する中、最大2TBまでのNTFSでは対応が難しくなって